タイトル | ショウガ科植物に寄生する外来性青枯病菌系統の侵入と伝搬 |
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担当機関 | (独)農業環境技術研究所 |
研究期間 | 2001~2005 |
研究担当者 |
吉田隆延 高橋真実 土屋健一 堀田光生(北海道農研セ) 矢野和孝(高知農技セ) 澤田宏之 |
発行年度 | 2003 |
要約 | わが国で初めて,高知県において発生したショウガ科植物の青枯病菌(Ralstonia solanacearum)は, レース4および生理型4である。rep-PCR解析の結果,タイまたは中国由来と考えられる2つの系統が,それぞれ異なる経路で高知県に侵入・伝搬したと推察される。 |
背景・ねらい | 青枯病菌は, 熱帯から温帯に広く分布し,5つのレース(宿主植物に対する寄生性の違い),および炭水化物の利用性に基づく6つの生理型(biovar)に,それぞれ類別される多様な系統が存在する。わが国では従来, 40数種の宿主植物が知られ,トマト,ナス等に寄生性のあるレース1とジャガイモに特異的なレース3, および生理型 N2, 3, 4 が在来系統として報告がある。近年, わが国で初めて,高知県において, 新たに3種のショウガ科植物(クルクマ,ショウガ,ミョウガ)に青枯病が認められ,被害が拡大している。そこで, 同病原細菌の同定と分子生物学的手法による外国産菌株との比較を行い,新規系統の由来と伝搬経路について検討する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | |
図表2 | |
図表3 | |
カテゴリ | 青枯れ病 クルクマ しょうが データベース トマト なす ばれいしょ みょうが |