| タイトル | 水田周辺ではどのような外来植物に注意すべきか |
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| 研究期間 | |
| 研究担当者 |
生物多様性研究領域 楠本良延 山本勝利 徳岡良則 井手任(農林水産省) 大黒俊哉(東京大院) |
| 発行年度 | 2007 |
| 要約 | 利根川流域の水田周辺において、農業生産や生態系に影響が大きい外来種の蔓延状況には、A)高被度で優占する、B)広範囲に生育する、C)特定の立地と結びつきが強い、の3パターンがあることを明らかにしました。これらに3つのパターンに該当するコカナダモ、ナガエツルノゲイトウなど15種の外来植物には特に注意が必要です。 |
| 背景・ねらい | 農業生産や生態系に深刻な影響を及ぼしている外来植物の被害を防止するには、適正なリスク評価に基づいた対策を講ずる必要があります。現在わが国に定着している外来植物の多くについては、その蔓延状況や被害実態が必ずしも明らかにされていません。そこで、利根川流域の水田地帯における植生調査により外来植物の蔓延状況を把握して、多くの外来植物の中からどのような種に対して優先的な対策が必要かを明らかにしました。 |
| 成果の内容・特徴 | 利根川流域の水田周辺(農業環境技術研究所のモニタリング32地区内の水田、放棄水田等の6立地、2007年調査)、農業水路周辺(群馬県渡良瀬地区及び千葉県印旛沼地区の水面、のり面等の5立地、2006年調査)の調査資料から外来植物種の蔓延状況を、平均及び最大被度、立地別の出現率と特化度(立地との結びつきを表す指数)により解析した結果、外来植物の蔓延状況にはA)高い被度で優占する、B)生育立地によらず広範囲に分布する、C)特定の立地との結びつきが強い、の3つのパターンがあることがわかりました(表1、表2)。 平均及び最大被度、立地別出現率、特化度に閾値を設定し、この3つのパターンに該当する種を抽出したところ、セイタカアワダチソウ(A、B)、ナガエツルノゲイトウ(A,B)、コカナダモ(A,C)、ホテイアオイ(A)、コセンダングサ(B,C)、ヒメムカシヨモギ(B,C)、アメリカアゼナ(B)、アメリカセンダングサ(B)、アメリカタカサブロウ(B)、コバナキジムシロ(B)、アメリカミズキンバイ(C)、オオイヌノフグリ(C)、シロツメクサ(C)、ハルジオン(C)、ヒメジョオン(C)の15種が優先的な対策が必要な種であることが分かりました。 |
| 図表1 | ![]() |
| 図表2 | ![]() |
| カテゴリ | 水田 モニタリング |
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