タイトル | 家畜中毒診断のためのオンラインマニュアル |
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担当機関 | (独)農業・生物系特定産業技術研究機構 動物衛生研究所 |
研究期間 | 2003~2004 |
研究担当者 |
グルゲ キールティー シリ 宮崎茂 山中典子 |
発行年度 | 2005 |
要約 | 本オンラインマニュアルは、野外で発生した中毒を疑う事例の診断の際に活用できる。また、「マニュアル」と平行したウェブサイト、「家畜中毒情報」および「写真で見る家畜の有毒植物と中毒」でも関連情報を提供している。 |
キーワード | ウシ、ブタ、ニワトリ、中毒、診断、データベース、有毒植物 |
背景・ねらい | 家畜、特に牛の中毒事故は多数発生しているが、中毒の診断には系統的な手法がなく、原因ごとに診断法が異なることなどから、確定診断に至らないことが多く、その実態は明らかではない。家畜共済統計によれば、毎年数百頭の牛が中毒で死廃用と分類されているが、確定診断が出来なかったものおよび死廃用に至らなかったが生産を阻害されたものを含めた経済的損失は少なくない。このような状況から、都道府県の家畜保健衛生所職員などの家畜衛生関係者から、家畜中毒の診断マニュアルの作成が求められている。そこで、家畜中毒診断のためのマニュアルを作成し、内容の追加、修正等が随時可能で、外部の関連情報とのリンクも容易なウェブ上で公開する。 |
成果の内容・特徴 | 1. 家畜の中毒に関する最新状況を提供する「家畜中毒情報」(1997年開設、http://niah.naro.affrc.go.jp/disease/poisoning/index.html)の更新整備を継続している。 2. 有毒植物に関するウェブサイト「写真で見る家畜の有毒植物と中毒」を2003年に公開し(http://niah.naro.affrc.go.jp/disease/poisoning/plants/index.html)、随時更新している。現時点での総ファイル数はおよそ200、容量はおよそ13 MBである。 3. オンラインマニュアル本体のテキスト作成とHTML化をおこない、2005年に公開した(http://niah.naro.affrc.go.jp/disease/poisoning/manual/index.html)。現時点でのページ数はおよそ120である。 4. 「家畜中毒情報」、「写真で見る家畜の有毒植物と中毒」、「オンラインマニュアル」の相互リンクおよび外部情報とのリンクにより、的確に情報を提供できる(図)。 |
成果の活用面・留意点 | 1. 家畜保健衛生所職員の病性鑑定業務に活用できる。 2. 情報の追加や修正を継続する必要がある。 |
図表1 | ![]() |
カテゴリ | 飼育技術 データベース 鶏 豚 |