タイトル | ラクトフェリンによるプリオン複製阻害効果 |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究所 |
研究期間 | 2004~2008 |
研究担当者 |
横山 隆 岡田洋之 岩丸祥史 今村守一 清水善久 村山裕一 竹之内敬人 田川裕一 毛利資郎 木谷 裕 |
発行年度 | 2008 |
要約 | ウシラクトフェリンは細胞における正常プリオン蛋白質のエンドサイトーシスを阻害するとともに、異常プリオン蛋白質と結合し、感染細胞におけるプリオン複製を抑制する。 |
キーワード | プリオン、スクレイピー、ラクトフェリン |
背景・ねらい | プリオン病は、ヒトおよび動物に発生する一群の致死性神経変性疾患である。現在までに、多くのプリオン複製阻害物質が報告されているが、その治療法は確立されておらず、治療薬開発は急務となっている。ラクトフェリン(LF)は牛乳の乳清画分から発見された、分子量約8万の鉄結合性糖蛋白質でありトランスフェリン(TF)ファミリーに属し、様々な生物活性のほかに、神経変性疾患においてアミロイドに結合することが報告されている。プリオンは凝集体を形成し、アミロイド様構造をとることから、LFのプリオン複製に及ぼす作用について、プリオン持続感染細胞(ScN2a58細胞)を用いて検討する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | |
図表2 | |
図表3 | |
図表4 | |
カテゴリ | 治療法 |