脂肪組織形成における細胞外基質の重要性

タイトル 脂肪組織形成における細胞外基質の重要性
担当機関 畜産試験場
研究期間 1998~1998
研究担当者 染谷幸雄
木元広実
野村将
鈴木一郎
発行年度 1998
要約 脂肪前駆細胞から脂肪細胞への分化の過程で,細胞は細胞外基質(ECM)を大量に分泌し,脂肪組織を構築する。このECMの代表的成分であるコラーゲンの産生を阻害すると脂肪細胞内の脂肪蓄積量は著しく低下する。
背景・ねらい 筋肉内の脂肪は,食肉の風味や枝肉の価値を左右する重要な要因である。しかし,家畜の肥育に伴い筋肉内結合組織に沈着してくるこの脂肪組織形成のメカニズムはほとんど不明である。
そこで我々は,脂肪の蓄積場所となる結合組織の主成分であり,生理的活性を持つといわれる細胞外基質(ECM)に着目し,脂肪前駆細胞の増殖・分化及び組織構築に関わるその役割を解明することを目的とした。
成果の内容・特徴 1.
表1)。このことは,生体内における筋肉内脂肪組織の発達過程でECMの質と量が大幅に変化することを示す。
2.
図1)。
3.
図2)。このことから,脂肪組織で観察された大量のECMは細胞分化の過程で,脂肪細胞自身が産生したものであることが判明した。
4.
図3)。
成果の活用面・留意点 1.
筋肉内脂肪の蓄積にECM成分が影響を及ぼすということは,優れた脂肪交雑を作成する上での新たな指標となる可能性がある。
しかし,その具体的な作用機序は不明であるため,更なる検討を要する。

図表1 226070-1.jpg
図表2 226070-2.gif
図表3 226070-3.gif
図表4 226070-4.gif
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