| タイトル | 近赤外分光法による尿中諸成分の測定と乳中尿素窒素含量の推定 |
|---|---|
| 担当機関 | 畜産試験場 |
| 研究期間 | 2000~2000 |
| 研究担当者 |
栗崎純一 水町功子 辻 典子 |
| 発行年度 | 2000 |
| 要約 | 搾乳牛の尿中クレアチニン,窒素,アラントイン含量は近赤外分光法により簡易に推定することができ,従来法との相関は順に,0.80,0.91及び0.91である。また,乳中尿素窒素含量についても尿の近赤外スペクトルにより高い精度で推定することができる(r=0.92)。 |
| 背景・ねらい | 乳牛の栄養状態・生理状態を的確に把握することは適切な栄養管理を行うための第1歩であり,乳牛生体における栄養素の代謝プロセスを,近赤外分光法によって非破壊・無侵襲的に連続モニタリングする手法を開発することができれば,精密な乳牛飼養管理システムの実現に大きく寄与するものと思われる。 そこで,サンプリングが容易であり,給与飼料診断に有用な情報を提供するものと思われる尿を対象として,その窒素関連諸成分の近赤外分光法による測定を試みる。 |
| 成果の内容・特徴 | 1. 130~230点の搾乳牛の尿のクレアチニン,窒素,アラントイン含量と尿採取と同日に採取した乳の尿素窒素含量を従来法で分析するとともに,尿については1100~2500nmの波長範囲で,透過厚 1mmのセルを用いて透過法によりスペクトルを計測した。解析には,二次微分を行ったデータを二分し,一方を検量線作成に,他方を検量線検定に用いた。 2. 2に示した。 3. 各成分の検量線の相関係数は0.80~0.92,RPDは2.50~2.96であり,いずれもモニタリングに用いるためには十分な精度であることが明らかとなった。 |
| 成果の活用面・留意点 | 1. クレアチニンは尿量の推定に有効であり,尿中アラントイン,窒素,乳中尿素窒素と併せて用いることにより,スポット尿による搾乳牛におけるエネルギー・蛋白質栄養充足状況の判定法として活用できる。その際には,朝,採食前の尿を用いると安定した成績が得られる。 2. 実用化のためには,分析機器の低コスト化を図ることができる短波長域(600-1100nm)での測定精度を高める必要がある。 |
| カテゴリ | 飼育技術 低コスト 乳牛 モニタリング |
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