| タイトル |
大豆の早晩性遺伝子E1およびE5が有する種子の低温着色抑制機能 |
| 担当機関 |
農業研究センター |
| 研究期間 |
1999~2001 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1999 |
| 要約 |
大豆の開花期の早晩性と開花期の低温による大豆種皮の着色に対する抵抗性との間には関連があり、早晩性遺伝子E1 とE5 が抵抗性機能を有している。
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| 背景・ねらい |
大豆品種の中には耐冷性が不十分で、開花期の低温によって種皮が着色あるいは裂皮し、外観品質が低下するものがある。そこで、低温による種皮の着色と裂皮に対する抵抗性を支配する遺伝子を明らかにし、耐冷性育種に役立てる。
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| 成果の内容・特徴 |
- 低温による種皮の着色と裂皮に対する抵抗性の高い品種「コガネジロ」と抵抗性の低い品種「キタコマチ」のF2 集団では、早晩性遺伝子の劣性ホモ個体は着色指数(着色無:0~甚:4)が高い(図1)。
- カナダ品種「Harosoy」(e1e2E3E4e5 )の早晩性遺伝子E1~E5に関する準同質遺伝子系統の開花日と成熟期は、Harosoy-e3とe4では「Harosoy」と変わらず、Harosoy-E2ではそれぞれ8日と4日、Harosoy-E5では11日と13日、Harosoy-E1では16日と11日遅延する(表1)。
- 低温処理(開花始8日後より15℃で2週間)した個体の種子の着色指数と裂皮指数(裂皮無:0~甚:4)は、準同質遺伝子系統間で有意差が認められ、Harosoy-E1とHarosoy-E5は両指数が低い(図2、3)。
- 交配分離集団と準同質遺伝子系統で早晩性遺伝子と着色抵抗性との間に関連が認められ、早晩性遺伝子E1とE5が着色を抑制する機能を有することが示唆される。また、E1とE5は、裂皮の発生を抑制する。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 早晩性遺伝子E1とE5は低温による種皮の着色と裂皮を抑制することから、耐冷性育種に利用できる。
- 着色抵抗性を支配する他の遺伝子の機能と座乗位置を明らかにする必要がある。
- 早晩性遺伝子E1~E5と障害型耐冷性との関係を明らかにする必要がある。
- 着色抵抗性に関する早晩性遺伝子間の相互作用を検討する必要がある。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| 図表4 |
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| カテゴリ |
育種
大豆
抵抗性
品種
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