耐病性緑茶用新品種候補‘宮崎15号’

タイトル 耐病性緑茶用新品種候補‘宮崎15号’
担当機関 宮崎県総合農業試験場茶業支場
研究期間 1996~1996
研究担当者 吉留 浩
古野鶴吉
上野貞一
発行年度 1996
要約  生育は旺盛で多収、耐寒性、耐病性ともに優れた特徴を持つ緑茶用中生系統‘宮崎15号’を育成した。品質は、色沢が鮮やかな緑、香気はさわやか、味は温和できわめて良質である。1
キーワード 耐寒性、耐病性、宮崎15号、良質1
背景・ねらい  近年、経営規模の拡大、製茶加工設備の大型化などに伴い、収穫時期が分散できる品種が必要で、特に‘やぶきた’と競合しない品種が求められている。このため、暖地の特性を活かして‘やぶきた’より早く摘採でき、良質、多収、耐寒性、耐病性の優れる品種の育成を目指した。
成果の内容・特徴
  1. 育成経過
    昭和54年に‘茶本F NN27’を種子親、‘ME52’を花粉親として交配したF実生群中から選抜された個体の栄養系統である。昭和63年から、栄養系適応性検定試験及び特性検定試験に供試され、栽培形質、品質ともに優れていることが認められた。
  2. 特性の概要
    1) 樹姿は中間型、樹勢はやや強、挿木発根性は良好で、生育は旺盛である(表1)。 2) 一番茶の萌芽期及び摘採期は、暖地では‘やぶきた’より2~3日早く、寒冷地では‘やぶきた’と同程度で、やや早い中生種に属する(表1、表3)。 3) 耐寒性は、赤枯れ抵抗性、青枯れ抵抗性、裂傷型凍害抵抗性ともにやや強で‘やぶきた’よりやや強い。耐病性は、炭そ病、もち病には中、輪斑病にはやや強で‘やぶきた’より強い(表1)。 4) 一番茶の収量は、対やぶきた比で系適試験地が平均 120、県単試験地で 144、二番茶の収量もほぼ同様で、多収である。摘採芽の形質はやや芽重型である(表3)。 5) 煎茶としての品質は、一番茶、二番茶ともに‘やぶきた’とほぼ同等で良質である。色沢は鮮緑、さわやかな香気で味は温和である。呈味成分の含有量は‘やぶきた’に類似し、全窒素、アミノ酸が多く、タンニンが少ない(表2、表3)。
成果の活用面・留意点
    全国の茶産地で栽培できるものと考えられるが、特に暖地で、既存の品種‘やぶきた’と‘ゆたかみどり、さえみどり’との中間に摘採できる品種として利用できる。
図表1 227514-1.gif
図表2 227514-2.gif
図表3 227514-3.gif
カテゴリ 加工 経営管理 新品種 耐寒性 抵抗性 凍害 品種

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