| タイトル | 集落環境整備に係る整備工種の導入傾向と住民の早期実現期待度 |
|---|---|
| 担当機関 | (独)農業工学研究所 |
| 研究期間 | 1998~2000 |
| 研究担当者 |
岡本佳久 小嶋義次 小林宏康 筒井義冨 |
| 発行年度 | 2001 |
| 要約 | 集落の環境整備事業導入に当たって、骨格となる事業工種の実態を明らかにし、また、住民要求から工種の優先順位付けとその早期実現期待度を明らかとした。それによると、道路・水路に係る工種が集落構造の骨格づくりとして挙げられた。また生産・生活基盤の一体的整備の期待の地域的相違が明らかとなった。 |
| 背景・ねらい | 近年、農業生産基盤の整備に併せ、地域住民の豊かな生活環境整備に対する関心が高まっている。しかし、事業計画策定の段階においては、基準や指針が十分に備わっていないことから各地区の創意工夫に頼っているのが現状である。以上の状況に鑑み、本研究では、集落環境整備に当たっての事業実施の実態と軸となっている工種の抽出、並びに住民の期待度を明らかとした。 |
| 成果の内容・特徴 | 農村整備事業の代表的な事業制度である農村総合整備事業を取り上げ、約210地区の事業計画内容を分析したところ、(1)本事業の実施地区は、混住化地域において約20集落を取り込んだ広域的な事業となっている、(2)事業内容は、生産基盤工種を平均 1.5工種、同時に集落道等の生活関連工種を平均 4.6工種取り込んでおり、生活環境整備に比重が置かれた一体的整備方向が明らかとなった。 また、生産基盤工種と同時に採択されている生活基盤工種の組み合わせ(一体的整備)状況を整理したところ、農道や水路を基軸としながら生活環境整備が実施されている状況等が明らかとなった(図1)。この結果は、道路・水路が整備の骨格となっていることを示している。 さらに、 地域特性の異なる中間・山間農業地域と都市・平地農業地域を選定 (注)し、一体的整備としての生産基盤工種の実施後、生活基盤工種の完成まで何年我慢できるかを質問し、その年数を「早期実施期待度(ガマン年数)」として示した(図2)。これによると、中間・山間農業地域は、特に日常生活に密着した工種(集落道、集落排水等)に特化して期待度が高いが、都市・平地農業地域では、かなり平均化していることが明らかとなった。 (注)中間・山間農業地域64件、都市・平地農業地域45件のアンケート調査による。 |
| 成果の活用面・留意点 | 本指数は施工計画立案時の指標としてだけでなく、環境整備に関る住民の検討工種重みとして活用することが可能といえる。 また、生産基盤ならびに生活基盤の一体的整備に当たっては、社会環境ならびに各 種属性別住民ニーズを勘案することが求められる。 |
| 図表1 | ![]() |
| 図表2 | ![]() |
| カテゴリ |
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