37.XMLを用いた農業用パイプラインの拡張可能なデータベースシステム

タイトル 37.XMLを用いた農業用パイプラインの拡張可能なデータベースシステム
研究期間 2001~2003
研究担当者 向井章恵
樽屋啓之
中 達雄
田中良和
島 武男
発行年度 2003
要約  本システムは、XML(eXtensible Markup Language)を活用したデータ構造の変更が自由なデータベースであるため、農業用パイプラインのライフサイクル(計画・設計・施工・管理・更新)に合わせてデータが活用できる。
背景・ねらい  国営事業による農業水利施設は増加傾向にあり、その主要施設の約7割が土地改良区に管理委託されてきた。近年、維持管理の労力軽減のためにGISを利用した土地改良施設の管理支援システムが普及してきたが、システムの構築には多くの労力と時間を要する。したがって、計画段階からデータを共有し更新させてゆくことが効率的である。
ここでは、XMLをデータベースのデータ構造とデータの表現に利用することによって、農業用パイプラインの計画路線のデータを、土地改良技術調査管理事務所、国営事業所および土地改良区等の技術者が共有し、拡張しながら活用できるデータベースシステムを開発することを目的とする。
成果の内容・特徴
  1.  XMLファイル形式は、ツリー構造や階層構造のデータ構造を表現できるので、農業用パイプラインのあらゆるデータを記述するのに適している(図1-A)。
  2.  農業用パイプラインシステムのデータ構造をXMLで定義し、定義用言語ISML(Irrigation System Markup Language)を整備した(図1-B)。
  3.  ISMLは、農業用パイプラインのあらゆるデータを、関係者やコンピュータプログラムが理解しやすい知識表現形式であるため、円滑な情報共有が期待できる(図2)。
  4.  ISMLは、運用後であってもコンピュータプログラムからデータベースのデータ構造を変更できるため、データ属性の拡張が可能である。よって、新たに獲得したデータを利用したシステムを柔軟に構築できる(図2)。
  5.  GUI(グラフィック・ユーザ・インターフェース)により、農業用パイプラインのデータ入力や更新を容易に行うことができる(図3-A)。
  6.  GUI画面の部品の全てがISMLに基づいて構成されているため、ISMLが変更される度に、GUI画面が対応して変更される(図3-B)。そのため、データ構造変更後のデータ入力が可能である(図3-C)。
  7.  本システムはXMLファイルをラージオブジェクトとして保存するために、データ構造の変更が生じても問題なく情報の検索と更新が可能である(図3-D)。

成果の活用面・留意点
  1.  XMLファイルの操作や入出力はXMLパーサ(語句解析プログラム)が普及しているので、容易に行うことができる。
  2.  研究目的の用途に限り、ISMLのみのコードの無償提供が可能である。




図表1 227985-1.gif
図表2 227985-2.gif
図表3 227985-3.gif
カテゴリ データベース 水管理

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