タイトル | 室内実験によるタモロコの環境選好性の定式化 |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究所 |
研究期間 | 2004~2005 |
研究担当者 |
奥島修二 小出水規行 竹村武士 長利 洋 |
発行年度 | 2006 |
要約 | 農業水路の魚類の生息場評価、環境配慮工法の適正な設計に向けて、U迷路型水路による室内実験と正規化因子ウェイトを用いた乗法形選好強度式による解析から環境因子(流速、水深、遮蔽、植生)への選好強度の定式化及び因子間のウェイトを求めることができる。 |
キーワード | 選好強度式、U迷路型試験水路、タモロコ、農業排水路 |
背景・ねらい | 水田圃場整備に伴い水路系では、魚巣、ワンド、水田魚道など環境に配慮した整備技術が導入されるようになってきている。これら工法の導入にあたっては、魚類の生息場の選好性を考慮した設計、施工が望まれるが、現状では経験的な判断に基づいている場合が多く、選好性の定式化が求められている。魚類の選好性の求め方には、1.個人の経験や専門家の意見に基づく方法、2.現地調査による方法、3.実験による方法に分けられる。注目する環境因子の制御が可能な3.の室内実験による方法で、水田域に広くみられる魚種であるタモロコ(稚魚、成魚)を対象に検討した。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 | 実験装置の制約から、環境因子の実験条件範囲が限られている。これを超えるような条件では、選好強度の算定に注意が必要である。また、水温、餌資源、水質、底質など今回取り上げなかった因子についても定量評価し選好性モデルの精度を高める必要がある。 |
図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
図表4 | ![]() |
図表5 | ![]() |
図表6 | ![]() |
カテゴリ | 水田 |