食品アイテム間の競合分析

タイトル 食品アイテム間の競合分析
担当機関 農業総合研究所
研究期間 1992~1994
研究担当者
発行年度 1992
要約 POSデータを用いた商品アイテム間の競合構造の推計により,競合関係が商品特性に起因すること,商品選択基準として価格,ブランド・機能性,競合アイテムとの価格差の3点が作用していることが明らかになった。
背景・ねらい わが国にPOSシステムが導入されてからおよそ20年になるが,これまでは販売店にとっ
てシステム導入によるハード的メリットが先行したものであった。POSデータ本来の単品
情報を生かした分析は依然として遅れている。データの正確性,詳細性,即時性,低コス
トといった特性から商品アイテム間の競合構造を推計することにより,POSデータ分析の
有効性について明らかにした。
成果の内容・特徴
  1. 価格弾力性と交差価格弾力性よりアイテム間の競合関係が明らかになった。競合関係は各
    アイテム間によって差があり,それらは商品特性に起因するものであった
    (表1 , 図1)。

  2. 競合要因(消費者の商品選択基準)として,価格,ブランドや機能性,競合アイテムとの価
    格差(相対価格)の3点が確認された。ただし,これらは2アイテム間の競合について単純
    化した場合であり,実際の店頭での販売ではこれらの要因が複合していると考えられる。 
  3. 商品ポジショニングが競合構造を規定していると考えられる。競合の激しいアイテムでは,
    商品ポジショニング未確立のため代替性が大きいという結果であった。 
成果の活用面・留意点 信頼性のあるコーザルデータやアイテム間の特性といったものを組み込んだ推計方法につい
ての検討。スキャンパネルデータを使った属性別のデータなどの応用による,消費者の商品
購入における意志決定要因の解明。
図表1 228233-1.gif
図表2 228233-2.gif
カテゴリ 機能性

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