| タイトル |
農家の家族変動に関する実証的研究 |
| 担当機関 |
農業総合研究所 |
| 研究期間 |
1995~1996 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1995 |
| 要約 |
日本の農家家族の今日的性格を,条件を異にする地域的文脈に位置づけて把握することを目指した。農家はその再生産のあり方が問われたり,修正される程度に変化しており,これを律する諸規則に着目して研究をさらに進める必要がある。
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| 背景・ねらい |
- 成員の就業経歴の形成過程を検討することによって農家の家族変動について究明することを目指した。
- 農外就業機会(地域労働市場の展開状況)や農業経営基盤を異にする三つの地域を調査対象地に選定し,家族変動の今日的様態について議論した。
- あわせて,農家の研究への適用例の少ないライフコース的発想の導入の意義について検討した。
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| 成果の内容・特徴 |
- 調査対象者の就業経歴が,類型的に,性や世代によるヴァリエーションと共に把握された。また,調査対象となった地域毎の農業内的・農業外的要因との関係が把握された。
- 農家家族は,成員の家族生活や農業経営を維持する営為によって内実を与えられ,自己の継承・再生産のあり方をめぐる規範性を帯びた価値を有する,地域社会の中の一構成単位であるとする基本的な枠組みが提示された。
- 農家が農外就業機会の創出に代表される外的インパクトを受けて生起した成員の経歴変化を経験し,その再生産のあり方が問われたり,修正される程度に変化しつつあることが示された。
(表1) (図2)
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| 成果の活用面・留意点 |
- ライフコース的な発想をとり入れた研究が,農家家族の内部過程の理解のためにも,成員の家との関係を問うためにも,また農家の現代の家族としての特徴を把握するためにもさらに進められてよい。
- 日本の農家を特徴づけている直系制について,これを「家に関わる物財・シンボル・課題の維持・継承・遂行の方法に関する原則」として把握することが有効である。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| カテゴリ |
経営管理
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