| タイトル |
世界の主要地域における環境・資源制約要因を考慮した食料の潜在生産力に関する研究 |
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| 研究期間 |
2001~2003 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
2003 |
| 背景・ねらい |
世界食料需給は人口増加、経済発展、資源・環境の制約要因等に規定され、中長期的にみて不安定要素を内包している。このため、地球温暖化等の環境要因、土壌劣化、水需要の競合等の資源制約の動向を十分把握しておく必要があるが、これらの要因の態様は地域的にさまざまであることから、世界の主要地域(国)について、農業・食料生産に影響を及ぼす環境・資源制約要因の評価を行い、食料需給の的確な動向把握に資する。 農業・食料生産に及ぼす環境・資源制約要因を考慮した食料の潜在生産力に関する分析を、研究資料の入手状況等もふまえ、カントリースタディとして行う。分析対象国は、中国、モンゴル、CIS諸国、ベトナム、アフリカ、オーストラリア、ブラジル。
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| 成果の内容・特徴 |
- 中国について は、農地の荒廃と水資源などの環境要素の現状から食料の安定供給のための対策を検討し、食料用耕地の保護対策の強化が必要であること、水利用については水資源の浪費が多いため農地改善事業への投資が必要であることを明らかにした。
- 中国内モンゴル地区とモンゴル国の乾燥地域について、その解決のために草地の共同管理や監視活動の進展、土地生産性をあげる牧畜技術普及の必要性を明らかにした。
- CIS諸国の時系列資料を分析することにより、CIS農業は1990年代末以降回復基調に転換しつつあること、市場経済移行過程における農業改革による耕作放棄地の増加と耕地の脱落は将来のCIS農業の重大な制約要因になりうることを明らかにした。
- ベトナムについて農業の制約要因である土地資源を考慮して統計資料による分析を行い、農業発展のために一層の市場経済化と脱コメ化、農村での非農業雇用の拡大が必要であること、工芸作物が今後ベトナムの基幹産業となりうることを明らかにした。
- アフリカの食料問題について多面的な接近を試み、経済成長と無関係に増加する人口、低い農業生産性、非効率な流通等が食料問題の背景に存在している実態を解明し、今後の経済開発の中心的な課題として農業が位置づけられることを指摘した。
- アフリカのマダガスカルで開発されたSRI農法を紹介し、肥沃度の低いマダガスカルの土壌で除草労働や収穫労働を除くと追加的投入を一切用いず多収量を実現しており、環境・資源制約下においても持続可能な農法の条件を兼ね備えていることを示した。
- ブラジルについては、開発可能な土地が膨大な面積にのぼり、土地の面での資源制約が存在しないこと、政府の助成なしに農産物の輸出拡大が続いており今後アメリカとならぶ農業大国になる可能性や、WTOの場で途上国側の中心となっていることから、将来的に日本に対する影響力は大きくなることを明らかにした(第1表参照)。
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| 図表1 |
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| カテゴリ |
病害虫
乾燥
除草
輸出
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