| タイトル |
成長の良い養殖用エゾアワビ種苗の実用化について |
| 担当機関 |
岩手県水産技術センター |
| 研究期間 |
1999~2001 |
| 研究担当者 |
小林俊将
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| 発行年度 |
1999 |
| 要約 |
2代にわたり選抜した成長が良いエゾアワビ集団を母貝とし、種苗生産とその種苗を用いた海面養殖の試験を行った結果、選抜をした母貝から生産した種苗は天然貝から生産した種苗と比較して成長が良好でありその実用性が確認された。
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| 背景・ねらい |
アワビは高価であるため古くから養殖の試みがなされてきたが、成長が遅いことに起因する採算性等の問題から未だに本格的に行われている例は少ない。成長の良いアワビを選抜することにより成長改善が図られることは陸上水槽における小規模な実験により確認されていたことから、2代にわたり選抜した集団を用いて種苗を生産し、海面において実際の事業と同じ形で養殖試験を行うことによりその実用性について検討した。
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| 成果の内容・特徴 |
- 選抜した母貝を用いて種苗生産を行った場合、天然貝を用いた場合よりも効率良く大型種苗が生産できることが確認された(図1)。
- 1年間にわたる海面での養殖試験の結果、天然貝から生産した通常種苗の平均増殻長が21.8mmであったのに対し、選抜を行った母貝から生産した優良種苗の平均増殻長は25.9mmであり約1.2倍の成長を示した(図2)。
- 優良種苗及び通常種苗を県内6カ所の漁業者に試験的に配布し、異なる飼育管理の下での養殖を行い成長を比較した結果、そのうち5カ所において優良種苗の成長の方が良好であった(図3)。
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| 成果の活用面・留意点 |
今後、県内の種苗生産機関において養殖用種苗生産のために選抜を行った母貝を導入することについて検討を進める。選抜を行った母貝から生産した種苗は遺伝的に偏りがある可能性が高く、放流用としては好ましくないとの見方もあることから、導入にあたっては放流用種苗と隔離した管理が必要となる。また、母貝を継代し維持していく過程において近交が高まり近交弱勢が生じないよう注意する必要がある。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| カテゴリ |
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