| タイトル |
北太平洋でアカイカ操業を行う外国船の状況 |
| 担当機関 |
青森県水産試験場 |
| 研究期間 |
1981~2000 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
2000 |
| 要約 |
これまで不明だった北太平洋でアカイカ操業をする外国船の状況について、試験船による目視及び民間船の情報を取りまとめることにより、その実態を明らかにするとともにいか釣漁業における若干の問題提起を行った。
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| 背景・ねらい |
近年北太平洋アカイカ釣漁業において、我が国の他に韓国・中国・台湾のいか釣船の操業が拡大しており、このことによって様々な問題が生じている。 ここでは、大・中型いか釣船からの聞きとり情報も加え、試験船に乗船中の目撃情報を基にして外国船の沖合での操業実態を紹介するとともに、外国船の操業参入が我が国漁船に及ぼす影響等について考察した結果を報告する。
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| 成果の内容・特徴 |
- 1997年~1999年まで得られた情報により外国船が利用している漁場を図に示した。
- 韓国船の操業海域は、当初は東経160°E~170°Eが中心となっていたが、98年以降は178°W付近まで拡大してきている。韓国船は秋口には中国船に混じって、160°E以西の漁場に移動し操業している。
- 一方、中国船は97年までは160°E以西の海域において、夏以降の操業を行っていた。
- これについて試験船「開運丸」が97年9月中旬、道東沖の暖水塊にできた好漁場で数十隻の中国いか釣操業船を確認している。
- しかし、1998年には5月から170°E付近の沖合で操業している中国船が確認されるようになり、さらに1年後の1999年には中国船の操業は西経海域にまで拡大してきた。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 近年、大・中型イカ釣船においては魚価の低迷及び海外イカ経費増大等により、経営が厳しくなってきており、このような状況の下で魚価が比較的高いという理由から北太平洋アカイカ操業ヘの出漁が定着しつつある。
- 青森県の中型いか釣船は北太平洋のアカイカを主とし、これに日本海スルメイカを従として組合せ、毎年全船がこのような形態でのいか釣操業を行っているが、アカイカ漁況が不振の場合は日本海スルメイカにより多くの漁獲努力がふりむけられる。
- 他方、外国船も年々アカイカ出漁隻数が増大し、かつ操業海域が拡大しつつあり、北太平洋沖合アカイカ漁場は日本漁船だけの単独漁場でなくなってきているが、外国船の隻数増大により影響を受けるのはアカイカ操業だけに止まらず、スルメイカ操業にも大きな影響を及ぼしてくるものと考えられる。
- アカイカ漁場に出現する外国船の存在は、日本海スルメイカ漁場での過剰な漁獲努力をまねく恐れがあり、結果として資源の減少につながるものと懸念される。
- したがって、北太平洋のアカイカ操業をアカイカ漁場だけの問題と考えることなく、日本海スルメイカ漁場に波及する問題として理解する必要があり、両方の資源を持続させ有効利用していくことが、いか釣漁業全体の経営の安定につながっていくものと考えられる。
- このためにも、北太平洋のアカイカ操業については操業秩序の確立が急がれるとともに、北太平洋アカイカ資源及び日本海スルメイカ資源の国際管理体制の構築が必要であると思われる。
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| 図表1 |
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| カテゴリ |
経営管理
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