| タイトル | 生化学的手法を用いたクロマグロ大西洋と太平洋系統の簡便・迅速な判別手法の開発 |
|---|---|
| 担当機関 | (独)水産総合研究センター 遠洋水産研究所 |
| 研究期間 | 2001~2005 |
| 研究担当者 |
松永 是 竹山春子(東京農工大) 張 成年(企画連絡室) |
| 発行年度 | 2001 |
| 要約 | クロマグロの大西洋と太平洋系統間で見られたミトコンドリアDNAの塩基配列差異の情報から、試験的に1ないし3個の塩基置換がある2つの領域を選び、これらの差異を利用した系統の判別手法について検討した。各系統標本についてこの2領域を含むDNA断片を蛍光色素を取り込ませてPCR増幅した。これら2領域について各系統ごとに相補的なDNAプローブを作成し、増幅DNA断片とこれらプローブ間の相補性を蛍光強度によって測定した。その結果、各系統と相補的なプローブと相補的でないプローブ間で有意な蛍光強度の違いが見られた。本手法は制限酵素処理や電気泳動を必要としないため、大幅な分析時間の短縮が可能である。 |
| 背景・ねらい | まぐろ類の種判別は生態研究に重要であるだけでなく、近年では原産地証明を必要とするクロマグロの違法輸入を抑止する上で必要となっている。大西洋と太平洋系統間にはミトコンドリアDNAの塩基配列に大きな差異があることがわかっており、PCR増幅したDNA断片を制限酵素処理し電気泳動することによって判別する手法は確立している。しかし、この手法では2日程度の時間が必要であり、現場での応用には不向きである。そこで、判別システムをさらに簡便・迅速なものとするために、制限酵素処理や電気泳動を省略できる新規手法の開発を目的とした。 |
| 成果の内容・特徴 |
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| 成果の活用面・留意点 | DNA抽出の自動化とPCR増幅の短縮及び、本手法を組み合わせれば、大西洋と太平洋のクロマグロ系統の判別は1~2時間程度でできるものと考えられる。本システムの小型化が図れれば、現場での簡便・迅速な判別に実用可能である。本研究ではクロマグロの2系統を標本として使用したが、他のまぐろ類のDNA情報を検討することによって、まぐろ類全種の判別も可能である。 |
| 図表1 | ![]() |
| 図表2 | ![]() |
| カテゴリ |
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