大西洋と地中海ビンナガ間で見られた遺伝的分化
タイトル
大西洋と地中海ビンナガ間で見られた遺伝的分化
担当機関
独立行政法人水産総合研究センター遠洋水産研究所
研究期間
研究担当者
発行年度
2003
背景・ねらい
大西洋におけるビンナガの系群構造を把握する。
G6PDH遺伝子とミトコンドリアDNA可変領域(D-loop)におけるDNA多型を用いて地中海と大西洋ビンナガ標本を比較した。G6PDH遺伝子座では長さが異なる2つの対立遺伝子(AとB)が見られた(図1)。D-loop遺伝子座においては制限酵素処理によって3種類の遺伝子型(A, B, C)が見られた(図2)。
両遺伝子座ともに標本間で遺伝子頻度及び遺伝子型頻度に有意な差異が見られた(表1)。特にD-loop遺伝子座におけるBタイプは地中海標本でのみ見られた。これらの結果は、大西洋と地中海のビンナガ個体群が遺伝的に隔離されていることを示している。
成果の活用面・留意点
東部大西洋等における大西洋と地中海系群の動態を把握するための強力な指標となりうる。
図表1
図表2
図表3
図表4
カテゴリ
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