| タイトル | アカガイの養殖方法の改善 |
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| 担当機関 | 宮城県水産研究開発センター |
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| 研究担当者 | |
| 発行年度 | 2003 |
| 背景・ねらい | ねらい アカガイの養殖には,海中垂下方式として稚貝を篭に収容する篭養殖式や,砂を入れたタライ及びコンテナに収容する砂床式が開発されている。また,鉄筋篭に収容して海底に沈める方式がある。これらでは品質的な問題やスペースの問題,底質の悪化等による大量へい死等が問題となっている。本研究では,成長,品質は従来方式に劣ることなく,より集約的に管理が可能な養殖篭の開発を目的とした。 成果の特徴 既成の養殖篭(規格2つ丸;2本吊手,底面直径46cm)を改良し,底網に全面に絨毯(起毛3cm)を縫付け,篭の側面を約3~5cm立ち上げた篭を作成した。養殖試験の結果,篭の底面に自然に浮泥が沈積し,海底と同様の状況が形成され,貝殻表面及び身の色調等,天然の海底で生育したものと同じ品質のものを生産することが可能となった。この改良養殖篭による成長や生残率は,採苗から約2年で殻長が7cm以上の商品サイズに達し,この成長は砂床式と比べても遜色なく,生残率は90%に達した。改良養殖篭は、その構造上多段に連結することができ,施設が軽量であることから限られた養殖漁場を鉛直的に利用し,集約的に養殖が可能となった。これにより採算性は向上し,アカガイを実用規模で養殖することが可能となった。 |
| 成果の活用面・留意点 | 宮城県内ではアカガイ養殖が一部地域で定着し、品質の高さは築地市場で高く評価され漁家所得の向上につながっている。この養殖篭を用いることで、貝類ではマガキにしか利用されていなかった松島湾等の浅海域においてもアカガイ養殖は可能となる。本研究の手法を利用すれば,アカガイ養殖の地域拡大とともに,放流後の生残率が高いより大型放流種苗の効率的な生産も可能である。さらに,海底沈設型の養殖で問題となっている大量へい死や海面の立体的活用,施設の軽量化という課題が、本養殖方式を用いることで解消される可能性があり,全国的な広がりが期待できる。 |
| 図表1 | ![]() |
| 図表2 | ![]() |
| 図表3 | ![]() |
| カテゴリ |
| 有機溶媒可溶化リパーゼを用いた脂肪酸−糖質複合体の調製 |
| 陸奥湾におけるアカガイ増養殖技術の開発 |
| スギの品種間における細胞構造の違いが材質に与える影響 |