自発摂餌システムを用いたマハタの飼育試験

タイトル 自発摂餌システムを用いたマハタの飼育試験
担当機関 三重県科学技術振興センター水産研究部
研究期間
研究担当者
発行年度 2003
背景・ねらい ねらい・目的と成果の特徴:
  1. 自発摂餌システムは、魚が自発的にスイッチを操作することにより、給餌機から餌が供給される仕組みです。養殖現場への導入へ向け、新しい養殖魚として期待されているマハタを供試魚として、本システムによる室内給餌試験を実施し、基本的な摂餌生態の解明や、従来の手給餌や自動給餌との飼育成績の比較検討を行った。
  2. マハタ(8~200g)は直ちに自発摂餌を開始し、特に馴致の必要はなかった。摂餌は夜間には殆ど行わず、夜明けから夕方まで続くことが確認できた(図1)。
  3. 飼育成績は、報酬量(給餌機が1回作動したとき給餌される餌の量)が適切に設定されていれば、自動給餌機の場合より優れていることが明らかとなった(表1)。
  4. 水温17℃からマハタの適水温と考えられる23℃まで加温したところ、マハタの摂餌活性が増し、自発摂餌システムは手給餌と同様の給餌量増加を示し、水温の変化による、マハタの摂餌要求量の変化に柔軟に対応できることが判った(図2)。
成果の内容・特徴 ねらい・目的と成果の特徴:
  1. 自発摂餌システムは、魚が自発的にスイッチを操作することにより、給餌機から餌が供給される仕組みです。養殖現場への導入へ向け、新しい養殖魚として期待されているマハタを供試魚として、本システムによる室内給餌試験を実施し、基本的な摂餌生態の解明や、従来の手給餌や自動給餌との飼育成績の比較検討を行った。
  2. マハタ(8~200g)は直ちに自発摂餌を開始し、特に馴致の必要はなかった。摂餌は夜間には殆ど行わず、夜明けから夕方まで続くことが確認できた(図1)。
  3. 飼育成績は、報酬量(給餌機が1回作動したとき給餌される餌の量)が適切に設定されていれば、自動給餌機の場合より優れていることが明らかとなった(表1)。
  4. 水温17℃からマハタの適水温と考えられる23℃まで加温したところ、マハタの摂餌活性が増し、自発摂餌システムは手給餌と同様の給餌量増加を示し、水温の変化による、マハタの摂餌要求量の変化に柔軟に対応できることが判った(図2)。
成果の活用面等:
成果の活用面・留意点 成果の活用面等:
  1. 室内規模での自発摂餌システムの有効性が確認でき、今後、それが海面でも実証できれば、養殖現場への普及が可能となり、低コストでより環境負荷の小さい養殖が実現できる。
  2. マハタの摂餌パターンが判明したことから、そのデータを手給餌や自動給餌に活用し、よりマハタの摂餌生態に合わせた効率的給餌が可能になった。
図表1 229436-1.png
図表2 229436-2.png
図表3 229436-3.png
カテゴリ 低コスト

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