| タイトル |
ヨーロッパウナギの養殖技術の開発 |
| 担当機関 |
静岡県水産試験場 |
| 研究期間 |
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| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
2003 |
| 背景・ねらい |
ねらい: ニホンウナギの養殖種苗であるシラスウナギの漁獲減に対処するため、代替魚種としてヨーロッパウナギを取上げ、その特性や飼育上の問題点を探り、養殖の可能性を判断する材料とする。 成果の特徴:
- 飼育水温の成長に与える影響
- 良好な飼育を行える水温範囲は20~30℃であり、特に20℃で最も良い成績が得られた。
- 31℃以上および18℃以下においては飼育成績が悪化し、養殖には適さなかった。
- シュードダクチロギルスの寄生は17.5℃から32.5℃までのすべての水温で見られた。本疾病による被害は27.5~30.0℃で最も顕著であった。
- 成長と雌雄比
- 出荷サイズを200gとした場合、そのサイズに達する個体は多くが雌であった。
- 今回調査に用いたヨーロッパウナギの群の雌雄比は、雌が46%、雄が52%であった。
- 事業規模に近い規模での飼育
- シラスウナギの馴致と餌付けはニホンウナギと同様の方法で可能であった。
- クロコ以降の飼育においては常にシュードダクチロギルスの寄生を受け、その対策として薬浴あるいは投薬を実施する必要があった。
- シュードダクチロギルスの寄生を低く抑えるため、飼育水を常に清澄に保つ必要があり、ニホンウナギの飼育に比べ、換水率をはるかに高くしなければならなかった。
- ニホンウナギに比べ、池入れ後6ヶ月経過頃までの飼育成績が劣った。それ以降の成績はニホンウナギと遜色なかった。
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| 成果の活用面・留意点 |
- ヨーロッパウナギを飼育する場合、シュードダクチロギルスの寄生を軽減するため飼育水を清澄に保つ必要があり、現在ウナギ養殖の主流である止水式ハウス加温養鰻法を用いることはできないと考えられる。ヨーロッパウナギの飼育至適水温は20℃台前半であることから、その範囲の水温のきれいな水を、年間を通してふんだんに利用できる温泉地などが養殖適地と言えよう。
- 成長速度は、飼育適水温が低いこともあり、ニホンウナギに比べると遅くなることは否めない。しかし、多量の飼育用水を利用することができれば、加温の必要がないことから、養殖経営が成り立つ可能性もある。
- シュードダクチロギルスの寄生に極めて弱く、しかもいかに飼育水を清澄に保てたとしてもその決定的な解決策とはなり得ないところが難点である。シュードダクチロギルスの駆除に有効な水産用医薬品が存在しない現在、まず、その医薬品の開発がなければ、ヨーロッパウナギの養殖が成り立つ可能性は低い。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| カテゴリ |
経営管理
出荷調整
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