音響・光学複合システムによる中層性魚類の近接・精密測定

タイトル 音響・光学複合システムによる中層性魚類の近接・精密測定
担当機関 (独)水産総合研究センター 水産工学研究所
研究期間 2001~2003
研究担当者 澤田浩一
高橋秀行
高尾芳三
安部幸樹
渡辺一俊
名波 敦
奥村都誉司
発行年度 2004
要約 自然状態にある魚群について、魚種の確認や、ターゲットストレングス(TS)、魚体長などの精密計測のため、300m相当の耐圧を持つカプセル型の容器に小型計量魚探機および高感度のステレオTVカメラを搭載し、調査船から吊り下げ、魚群に近接して使用できるシステムを開発した。海上試験の結果、サンマ、カタクチイワシ、イカなど複数の魚種の計測に成功した。
背景・ねらい スケトウダラなどの水産有用種は、ハダカイワシ類の生息深度と重なることも多く、これらの識別が求められている。また、魚1尾あたりの反射強度であるターゲットストレングス(TS)は、音響資源調査結果を現存量に変換する際に必須のパラメータであり、魚の姿勢、体長、魚の生理状態、魚種により大きく変動することが知られている。資源量推定の精度向上のためには、調査中に遭遇した魚群の、魚種の確認、自然状態でのTSや姿勢分布、魚体長などを精確に測定可能な手法が求められている。
成果の内容・特徴 小型計量魚探機とステレオカメラシステムを組み合わせ、300m相当の耐圧を持つカプセル型の中空容器に格納し、調査船から垂下して使用可能なシステム(J-QUEST)を開発した。水中部と陸上部とは、光電力複合ケーブルにより結ばれており、リアルタイムによる魚群の測定が可能である。魚群の近くあるいは魚群中に、J-QUESTをおろし、ステレオカメラによる、魚種の確認、魚体長・魚の遊泳姿勢の測定および小型計量魚探機による精確なターゲットストレングスの測定が可能となった。
成果の活用面・留意点 J-QUESTを改良して、深度600m程度まで使用可能とすることにより、資源量の多いほとんどの魚種について調査が可能になると考えられる。
ステレオカメラシステムは、水中照明と市販のCCDカメラでも構成できるため、より安価でコンパクトなシステムの構成が可能である。漁船に搭載すれば、漁業者は、魚種・魚体長を知った上で、操業できるようになり、資源への新規加入に重要な若齢魚等の不必要な漁獲をなくすことができる。
図表1 229580-1.png
図表2 229580-2.png
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