加工食品の原料魚種判別法の開発

タイトル 加工食品の原料魚種判別法の開発
担当機関 独立行政法人水産総合研究センター中央水産研究所
研究期間 2002~2004
研究担当者 高嶋康晴、山下倫明(中央水産研究所利用加工部食品バイオテクノロジー研究室)
発行年度 2004
背景・ねらい 魚介類は近縁種がいくつもあり、加工食品の種類も多く、また近年、海外からの輸入も増加している。しかし、特に切身や加工食品などでは、外見から生物種や産地を識別することは困難である。生物種や産地は商品価格に反映される。生産者および流通業者の信頼性を高め、消費者が安心して商品選択ができるようにするために、種判別や漁獲地域を推定する手法を開発する必要がある。
成果の内容・特徴
  1. 国産マアジと近縁種の大西洋産ニシマアジのミトコンドリアDNA全塩基配列を解析し、その結果制限酵素断片長解析法(PCR-RFLP)によって両魚種を判別する技術を開発した。
  2. スズキ、タイリクスズキおよびナイルパーチのミトコンドリアDNAの一部配列を解析し、3種を判別するPCR-RFLP法を開発した。
  3. マグロ属7種(太平洋産クロマグロ、大西洋産クロマグロ、ミナミマグロ、メバチ、キハダ、ビンナガ、コシナガ)ミトコンドリアDNA全塩基配列の全塩基配列を解析した。
  4. タラバガニやアブラガニなど甲殻類7種についてミトコンドリアDNAの一部配列を解析した。
成果の活用面・留意点
  1. マグロ属の近縁種(例えばクロマグロとメバチマグロなど)、タラバガニとアブラガニ、スズキとナイルパーチなど価格差が大きく消費者に優良誤認となる偽装品の鑑別に利用できる。
  2. あじの干物、かまぼこ、缶詰等の加工食品に用いられている原料魚種の表示が正しく行われているかを検証するための方法として利用できる。
  3. これらの成果は独立行政法人農林水産消費技術センターにおけるJAS法に基づく品質表示の点検や税関における輸入品検査に活用されている。
図表1 229592-1.gif
カテゴリ 加工

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