| タイトル |
宍道湖におけるコノシロの夏季大量へい死原因調査 |
| 担当機関 |
島根県内水面水産試験場 |
| 研究期間 |
2001~2003 |
| 研究担当者 |
主任研究員 石田健次
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| 発行年度 |
2004 |
| 背景・ねらい |
宍道湖は一級河川の斐伊川が流入し、一方日本海(美保湾)から境水道、中海を経由して海水の影響を受け複雑な生態系を有する汽水湖(海水濃度1/10程度)である。その東部には観光都市である県都松江市を擁している。このような宍道湖において、平成8年以降5~7月になるとほぼ毎年のようにコノシロが10万尾、20万尾のオーダーで大量にへい死し(図-1)、腐臭魚が湖岸に漂着する現象が発生した。市民の関心を集め、湖水の環境悪化(貧酸素化等)と大量へい死との関連性が危惧されたため、へい死原因の究明を行った。
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| 成果の内容・特徴 |
宍道湖におけるコノシロの大量へい死現象は、
- コノシロの分布量が近年外海域で高水準を形成し(図-2)
- 宍道湖への来遊群も増加することによって、
- そして、大量へい死時期と産卵終期が同時期であり(図-3)、しかも大量へい死魚と産卵魚の体長組成がほぼ一致していることから、生殖という生物の内的要因が大きく関与して起きているものと考えられた。
- 大量へい死と貧酸素水の関係については、貧酸素化が顕著な8~9月に大量へい死が見られないことから、貧酸素水のみの影響によって大量へい死が起きる可能性は低いと考えられた。
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| 成果の活用面・留意点 |
本現象はマスコミで大きく取り上げられ社会問題となったが、当初心配された宍道湖の環境異変(貧酸素化現象等)との関係は薄いと考えられたことから、県民の不安感を柔らげることができ、公設試験研究機関としての説明責任を果たすことができた。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| カテゴリ |
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