小笠原におけるイシガキダイの種苗生産と養成試験

タイトル 小笠原におけるイシガキダイの種苗生産と養成試験
担当機関 東京都小笠原水産センター
研究期間 2003~2006
研究担当者 河西一彦
妹尾浩太郎
木村ジョンソン
発行年度 2004
背景・ねらい イシガキダイは本土の活魚市場で高価格で取引される一方、小笠原の磯釣り対象魚として全国的にも人気が高い。そこで、同種の種苗生産技術を開発し、遊魚対象の放流用種苗の供給を可能にするとともに、小笠原での養殖対象種としての可能性を検討する。
成果の内容・特徴
  1. 平成14年4月より養成したイシガキダイ親魚9尾を室内80t水槽に収容し飼育したところ、平成16年2~5月に自然産卵がみられた。
  2. 4月7日に得られた受精卵を用いて1t水槽3基で種苗生産を行った。餌料としてワムシ、アルテミア、冷凍コペポーダ、ハマチ用配合飼料を用い、6月2日(日齢54日)時点で3~5cmの稚魚20,769尾を生産できた。卵からの生残率は27.2~49.4%(平均34.6%)で、前年に引き続き、極めて高い生残率であった。
  3. 約1000尾の稚魚を陸上水槽および海面生簀に収容し、ハマチ用配合飼料を用いて飼育継続中であるが、10月20日現在(日齢194日)全長約21cm、体重320gに成長した。
  4. 前年度生産した稚魚約1000尾を陸上水槽および海面生簀に収容し、マダイ用配合飼料を用いて継続飼育した。4月には日齢350日で全長27.0cm、体重671gに成長し、1年以内で活魚出荷サイズになることがわかった。このサイズに達するまでの飼料代は259円/尾で、養殖魚として十分採算が合うと考えられた。
成果の活用面・留意点
  • 体長5cmサイズで2万尾の種苗生産に成功したことから放流用種苗量産化にめどがついた。
  • 冬季でも温暖な小笠原では、短期間で商品サイズに達するため、養殖対象魚として期待できる。
図表1 229647-1.png
図表2 229647-2.png
図表3 229647-3.png
カテゴリ 出荷調整

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