スルメイカに標識を付けて、その移動を調べる

タイトル スルメイカに標識を付けて、その移動を調べる
担当機関 北海道立中央水産試験場
研究期間 1996~2003
研究担当者 中央水産試験場 資源管理部 坂口健司(現釧路水産試験場)
発行年度 2005
背景・ねらい 近年のスルメイカのイカ釣り漁業は、イカの群れを追って広く日本周辺海域の漁場を移動する操業パターンが多くなった。漁場を選ぶにはスルメイカの移動特性が重要な情報となる。そこで、過去70年余り間の標識放流調査で再捕された約6千尾の移動データを集計し、スルメイカの移動パターンや回遊速度を調べた。
成果の内容・特徴
  • 過去の報告書からスルメイカの標識放流調査結果に関連する情報を探し、放流時および再捕時の情報を整理し、標識放流再捕情報データベースを作成した。データベースをもとにGIS(地理情報システム)を使って、標識放流再捕図を作成した。
  • 放流したスルメイカが北上して再捕された期間は6~12月、南下して再捕された期間は7月~翌年3月、主な北上回遊期と南下回遊期は、それぞれ8月以前と9月以降であった。
  • 北上回遊期のスルメイカは、道西日本海の沿岸寄りを北へ、津軽海峡を東へ移動するものが多く(図1)、南下回遊期のスルメイカは、道西日本海沿岸から沖合へ移動し、日本海の沖合を南西に移動するものが多いと考えられた(図2)。
  • 6~9月に道西日本海に来遊する群について、回遊模式図を作成することができた(図3)。
  • 本州北部日本海から道西日本海の沿岸での北上移動速度は1日に直線距離で1-11km(0.5-5.9マイル)であった。日本海沖合での南下移動速度は1日に5-21km(2.7-11マイル)が多く、40km(22マイル)までみられた(図4)。
成果の活用面・留意点
  • 得られた回遊特性の情報がイカ釣り漁業の漁場選定に活用されることが期待される。
  • 回遊特性を把握することによって、今後、漁場形成メカニズムを解明する足がかりになると考えられる。
図表1 229682-1.png
図表2 229682-2.png
図表3 229682-3.png
図表4 229682-4.png
カテゴリ データベース

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