スルメイカ漁場密度と資源量の関係

タイトル スルメイカ漁場密度と資源量の関係
担当機関 青森県水産総合研究センター
研究期間 1977~1977
研究担当者 清藤真樹
発行年度 2005
背景・ねらい 回遊状況、海況、他地域の漁況などから短期的な各論として一部解析が行われてきたが、年魚であるスルメイカの一漁期を捉え、総論としての解析はなされていなかった。そこで漁獲変動に及ぼす重要な要因を明らかにし、漁況予測に必要なデータは何かを精査することとした。
成果の内容・特徴 青森県日本海海域におけるスルメイカの漁場形成に最も影響を与える要因は冬生まれ群資源の豊度であり、それに加えて北上期の秋生まれ群資源がどれだけ沖合から沿岸に回遊するかにより決定される(図1)。
それは、秋生まれ群の資源豊度に比例するが、回遊経路、回遊期間等から影響度の増加が資源量の増加に比べて緩やかになることを考慮する必要がある。現在は当該期間の資源量を4段階に分け、各段階で沿岸への影響度を資源量変化に比べ圧縮する方法を用いた。
同様に津軽海峡におけるCPUEは、冬生まれ群資源豊度との相関が高く、冬生まれ群資源に依存しているといえる。しかし、青森県日本海海域の相関係数(r)よりも低い値となっているので、更に別の要素が介在しているものと考えられる。年間の約75%の水揚がある北上期の6月から9月は、日本海沿岸の舮作線における北上流量当たりの冬生まれ群資源量(=冬生まれ群資源指数/北上流量)に関係が見られるので、流量という物理的な要因がある可能性が考えられた(図2)。
一方、太平洋海域においては、冬生まれ群資源との関係が非常に高く、その豊度が漁場形成、CPUEに大きな影響を与えていると考えられた(図3)。
※秋生まれ群、冬生まれ群の各資源量は1979年から2004年までの平均比をとり「資源指数」として用いた。
成果の活用面・留意点
  • 年度ベースの漁場変動要因が明らかになったことから、更に短期的な予測の精度をあげることが可能
  • この他に短期的海況と漁況との関係もいくつか明らかになってきており、当成果との精査を検討中
  • 津軽海峡海域においては不明な点が残されており、特に海流と回遊の関係に注目して調査・解析が必要
図表1 229693-1.gif
図表2 229693-2.gif
図表3 229693-3.gif
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