| タイトル |
アユ冷水病の病理と死因 |
| 担当機関 |
独立行政法人水産総合研究センター養殖研究所 |
| 研究期間 |
2001~2005 |
| 研究担当者 |
三輪 理
中易千早
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| 発行年度 |
2005 |
| 背景・ねらい |
アユ冷水病は,長年わが国の内水面漁業を悩ましてきた疾病であるが,これまで原因菌が,魚体のどこから感染し,いかにしてアユに疾病を引き起こすのか,また,感染したアユはなぜ死ぬのかといった病理学的研究はほとんど行われてこなかった。本研究は冷水病研究でこれまで欠けていたこのような基礎的側面を明らかにすることを目的として行った。
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| 成果の内容・特徴 |
- アユの体表に,肉眼ではわからない程度のかすかな擦過傷を作り,冷水病菌に浸漬感染させることで,天然アユと同様の体表の潰瘍病変を再現する実験系を確立した。この系を用いて実験感染を行い,免疫組織学的に菌の動態を解析した。その結果,擦過傷部位に潰瘍病変が形成されること,また人為的に擦過傷を作らなくとも,ほとんどの飼育アユでは下あごに顕微鏡レベルの擦過傷があり,これらが主たる感染門戸になっていることが判明した。さらに注射感染させた場合には,外部病変がほとんど形成されないことがわかった。また,瀕死魚や死魚はしばしば他個体に魚体をついばまれていた。
- 感染魚の血液量やヘマトクリット値を測定し,これらが死亡直前に急激に減少することを明らかにした。再生不良性貧血や溶血性貧血が考えられないことから,潰瘍病変から急速な失血が生じていることが示唆された。
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| 成果の活用面・留意点 |
本研究の結果から,理想的には体表にまったく外傷が無ければ冷水病菌には感染しないと考えられる。したがって
- 防疫上アユに外傷を作らせないことが重要であるといえる。特に個体間の攻撃行動を抑えるため,飼育あるいは移動中も極力群れでまとまって泳がせる等の工夫が必要である。
- 2次感染を防ぐため,病魚や死魚を速やかに取り去ることが当然ながら重要である。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| 図表4 |
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| カテゴリ |
病害虫
くり
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