定置網における大型クラゲNemopilema nomurai防除対策技術の開発

タイトル 定置網における大型クラゲNemopilema nomurai防除対策技術の開発
担当機関 京都府立海洋センター
研究期間 2004~2004
研究担当者 京都府立海洋センター海洋調査部漁海況
上野陽一郎
定置グループ
発行年度 2007
背景・ねらい
 定置網への大型クラゲの大量入網は、流れによって定置網近傍へ移動してきた大型クラゲが垣網によって進行を阻まれ、垣網の潮上側に集積して密度を増し、それが端口より大量に入網することにより引き起こされると考えられた。そこで、垣網の目合を拡大して大型クラゲを網目から通過させ、垣網の潮上側の大型クラゲの密度を低下させることにより入網数を減少させることをねらいとした。

成果の内容・特徴 ○垣網の目合拡大は、端口近くに幅55mでスリット状に2箇所、端口から80mおよび190mの箇所から実施した。使用した目合は、上半分が1500mm、下半分が1800mmであった。
○大型クラゲの大目網に対する通過率を水中ビデオカメラ等によって観察した結果、垣網に対してほぼ直角方向に流れている場合、平均流速0.9cm/secでは58.2%、平均流速9.3cm/secでは77%、推定流速15~20cm/secでは100%であった。このことから、大型クラゲの通過率は流れが速いほど高くなることが推察された。
○隣接した2つの定置網(対策・非対策)で本対策垣網の効果を入網個体数の違いで検証したところ、1,000個体までは大きな差はなかった。しかし、これを超えるような大量入網時には、非対策定置網では最大約2,500個体に達していたのに対し、対策定置網は最大でも約1,000個体に留まった。
○垣網大目化による漁獲量の大幅な減少は認められなかった。

成果の活用面・留意点
○類似の方式による大型クラゲ対策垣網は、大型クラゲ対策のための「漁具改良マニュアル」に基づき平成18年度に全国で69件が採用された。
○身網からの自動排出方式等、他の対策と組み合わせることでより高い防除効果が見込める。


図表1 230026-1.pdf
カテゴリ 病害虫 防除

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