養殖ノリのバリカン症食害調査における間欠駆動式水中ビデオカメラの活用

タイトル 養殖ノリのバリカン症食害調査における間欠駆動式水中ビデオカメラの活用
担当機関 水産土木工学部
研究期間 2004~2006
研究担当者 伊藤龍星
高木儀昌(水産工学研究所水産土木工学部漁場施設研究室)
森口朗彦
林 亨次(大分県農林水産研究センター水産試験場浅海研究所)
発行年度 2008
背景・ねらい
「バリカン症」とは、養殖ノリの芽が短期間のうちにバリカンで刈ったように短くなる現象で、生産に大きな被害を与える。原因は、高水温等による生理的障害、ウィルス等による疾病、食害等、諸説があり確定されていない。大分県農林水産研究センター水産試験場浅海研究所では、食害説についての検証調査を実施しているが、実際に生じている現象を視覚的に捉えるため、水産工学研究所漁場施設研究室で開発した間欠駆動式水中ビデオカメラを使用した調査を行った。当該機器は水中映像を任意の時間の間隔と長さで記録することができるとともに、夜間においては映像記録時のみ自動的にライトが点灯する。
成果の内容・特徴 ノリ網を斜め下から撮影できるよう設置し、2時間おきに1分間撮影する設定で約10日間の映像記録調査を実施した。(写真-1)。その結果、ボラが群れを成し、ノリ網から直接ノリ芽を食べている行動が観察された(写真-2)。また、スズキ等の魚類や大量のアミ類の蝟集も確認された。撮影対象範囲において、バリカン症が発生しなかったことから、バリカン症の原因がボラによる食害であると結論することはできないが、大きな可能性の一つであること、また、間欠駆動式水中ビデオカメラが本調査に有効な手法であることが実証された。
成果の活用面・留意点
大分県におけるバリカン症原因特定のためにはさらに詳細な調査が必要
バリカン症は瀬戸内海等でも発生していることから広域的な調査展開が必要
間欠駆動式水中ビデオカメラは台数が限られることから機器の整備が必要
さらに調査期間の長期化、小型・軽量化等、機器の改良も必要

図表1 230152-1.png
図表2 230152-2.png
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