M.27台リンゴの乾物分配率

タイトル M.27台リンゴの乾物分配率
担当機関 宮城県園芸試験場
研究期間 1993~1995
研究担当者
発行年度 1993
要約 極わい性台木M.27台「ふじ」(樹齢10年生)の果実への乾物分配率は70%で、M.26台樹の40%に比べて非常に高かった。マルバカイドウ中間台M.27台樹は、65%程度であった。また、M.27台樹のT/R率は、M.26台樹より小さかった。
背景・ねらい 極わい性台木M.27台リンゴの高密植栽培は低樹高化が可能で省力栽培に適しており、
新しい栽培方法として期待される。使用するM.27はわい化度が大きく、新梢の伸長も
M.26に比べて短い。また、果実を過着果させると樹勢が低下する。このような特徴を
さらに詳しく検討するために、「ふじ」(樹齢10年生)を供試して、光合成産物の分配率
について試験を実施した。
成果の内容・特徴
  1. M.27自根台樹の年間の乾物生産量は、M.26台樹の3分の1程度で、マルバカイドウ付きの
    M.27台樹は、M.26台樹の2分の1程度であった
    (表1)。
  2. M.27台樹の果実への乾物分配率は70%前後で、40%前後のM.26台樹を大きく上回った。
    マルバカイドウ付きM.27台樹の分配率も65%と高かった。M.27台樹における新梢、
    側枝、主幹へ乾鉱物分配率は、M.26台樹に比べて非常に小さかった。したがって、
    M.27台樹は、生産した乾物を効率よく果実へ分配しており、その分栄養生長が少ない
    ものと思われた(表2)。
  3. M.27台樹のT/R率は、M.26台樹よりも小さく、地下部に対して、地上部が小さかった。
    マルバカイドウ付きのM.27台樹は、T/R率がさらに小さく、地上部が小さかった
    (表3)。
成果の活用面・留意点 M.27台リンゴは、果実への分配率が高く、過剰着果によってさらに新梢などへの
光合成産物の分配率が低下するおそれがあるので、適正な着果量を厳守する。
図表1 230491-1.gif
図表2 230491-2.gif
図表3 230491-3.gif
カテゴリ 台木 低樹高 りんご わい化

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる