難穂発芽・良質性品種「しゅんよう」の栽培法

タイトル 難穂発芽・良質性品種「しゅんよう」の栽培法
担当機関 山形県立農業試験場
研究期間 1993~1994
研究担当者
発行年度 1994
要約 小麦「しゅんよう」は耐肥性が強く、融雪時の窒素追肥量を窒素成分でa当たり 0.4kgから 0.6kgへ増施すること及び、減数分裂期追肥を同じく 0.2kg施用することにより増収し、粗蛋白含有率も向上する。
背景・ねらい 小麦新品種「しゅんよう」は難穂発芽性で、粉色に優れ、良質な小麦である。
しかし、原粒の粗蛋白含有率が低いことから、製めん適性で劣る欠点があった。
このため収量性及び粗蛋白含有率の向上に極めて有効な窒素の後期追肥法を策定し、
「しゅんよう」の高品質・高収量の栽培技術を確立する必要があった。
成果の内容・特徴
  1. 「しゅんよう」は耐肥性が強く、
    融雪時及び減数分裂期の窒素追肥によって増収するが、
    倒伏は見られない(表1)。
  2. 窒素追肥量の増加により穂数が増加し、収量も 26%増収する
    (表1)。
  3. 融雪時追肥は窒素成分でa当たり 0.6kg、減数分裂期追肥は同じく 0.2kgで、
    最多収が得られる(表1)。
  4. 窒素追肥量を増量することによって千粒量は減少するが、
    外観品質は低下しない(表1)。
  5. 「キタカミコムギ」に比べて、窒素追肥量の増量によっての増収量は大きい
    (図1)。
  6. 窒素追肥量の増量により粗蛋白含有率は増大し、製粉歩留はやや向上するが、
    粉色は低下しない(表2)。
成果の活用面・留意点
  1. 栽培適地は、最北地域を除く県内平坦部である。
  2. 標準播種期は 10月上旬で、播種量はa当たり 1.0kgである。
  3. 施肥量は窒素、燐酸、加里をそれぞれa当たり 1.0kgである。
図表1 230593-1.gif
図表2 230593-2.gif
図表3 230593-3.gif
カテゴリ 小麦 栽培技術 新品種 施肥 播種 品種

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