| タイトル |
ニンニクダニ伝染モザイクウイルス(GMbMV)の感染実態 |
| 担当機関 |
青森県畑作園芸試験場 |
| 研究期間 |
1995~1995 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1995 |
| 要約 |
ニンニクダニ伝染モザイクウイルス(GMbMV)は、保毒チューリップサビダニの増殖拡散にともない感染拡大し、特にニンニク種りん片の保管中に本虫が寄生するとGMbMVの感染は高率となる。露地栽培では本虫の拡散が抑制されるため、感染拡大はほとんど起きない。なお、一般圃場のモザイク病発病株におけるGMbMV感染率は、約2~3割程度と推定された。
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| 背景・ねらい |
ニンニクモザイク病の病原ウイルスとして、新たにニンニクダニ伝染モザイクウイルス(GMbMV)の発生が確認された。本新規ウイルスの感染防止対策を講じる上で、感染経路及び発生実態を明らかにする必要がある。そこで、ニンニク栽培および種りん片管理下におけるチューリップサビダニの発生とGMbMVの感染について検討した。
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| 成果の内容・特徴 |
- GMbMVは、チューリップサビダニによって媒介されるため、本虫の多発条件下で感染率が高まる。露地栽培下では、本虫の株間移動は起こりにくいため、GMbMVの感染拡大はほとんど認められないが、ハウス栽培では、本虫の株間移動が認められ、感染拡大が起こりやすくなる(表1、図1)。
- 種りん片保管中に保毒チューリップサビダニが発生すると、GMbMV感染が起こる。特に20~25℃の温度では、本虫の増殖拡散が容易となり、感染は高率となる(表2)。
- 一般圃場のニンニクモザイク病発病株におけるGMbMV感染率は、約2~3割程度と推定された(表3)。なお、平成7年の検定結果から、GMbMV感染株の約9割は、リーキイエローストライプウイルス(LYSV)との重複感染であった。
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| 成果の活用面・留意点 |
- ダニ伝染モザイクウイルス(GMbMV)の感染経路及び発生実態が明らかとなり、ニンニクモザイク病の診断及び感染防止の指導に役立つ。
- 種りん片の保管中にチューリップサビダニの寄生が認められる場合には、薬剤消毒を実施し植付する。
- チューリップサビダニの増殖は、5~10℃の冷温下で抑制されるが、冷温下に置かれた種りん片は、植付越冬後に腐敗を生じやすく、また生育障害(りん片分化異常)をきたす。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| カテゴリ |
肥料
チューリップ
にんにく
薬剤
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