| タイトル |
蚕の1〜3齢人工飼料育における簡易小型給餌機運転マニュアルの設定 |
| 担当機関 |
山形県蚕糸総合研究センター |
| 研究期間 |
1995~1998 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1995 |
| 要約 |
新たに開発された簡易小型給餌機は、蚕面積と給餌量に応じ、使用切削刃、アームの組み合わせ、移動速度及び切削速度を組み合わせ設定することにより目的量の人工飼料を均一かつ能率的に給餌できる。これにより大規模養蚕農家における1~3齢人工飼料育の省力化が実現できる。
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| 背景・ねらい |
年間飼育回数10回以上、繭生産量10トンを目指した大規模養蚕農家を育成するための先進国型養蚕技術の早期確立が望まれている。そこで今回農家で導入した簡易小型給餌機(L型)について、1~3齢稚蚕人工飼料飼育参考表に基づいた給餌量を決定するため、給餌機の給餌量設定運転マニュアルを検討した。
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| 成果の内容・特徴 |
- 蚕箔(大型せいろ)1枚当たりに必要な給餌量は600~3000gであり、これに見合った飼料の落下量は①使用切削刃の選定、②切削片厚を決める飼料送りアームの組み合わせ、③給餌機の移動速度ダイヤル、④切削速度ダイヤルの四つを表-1の運転指標とおりに設定することで対応が可能になる。(表-1)
- 運転指標は一度設定すれば、飼料は写真に示すように均一に落下し、目的量が給餌でき、補給餌や手直しも殆ど必要としない。(写真)
- 給餌機の運転操作は一人で行い(写真)、蚕箔1枚当たりの給餌時間も30秒以内と能率的であり(表-1)、2名の組作業で行う蚕箔の出し入れや拡座作業などを考慮しても、大規模養蚕農家における1~3齢人工飼料育の省力化が実現できる。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 飼料の違いや、設定条件の蚕座面積と飼料サイズの違いにより運転指標が変動するので設定し直すこと。
- 3齢用湯練り飼料は冷蔵庫より出庫して時間が経過すると、飼料が軟らかくなり切削性能が劣る傾向があるので、給餌作業直前に出庫すること。
- 飼料により物性が軟らかく、この機械では切削困難で、適合しにくいものもあるので留意すること。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| カテゴリ |
カイコ
省力化
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