そば在来種「最上早生」の追肥法

タイトル そば在来種「最上早生」の追肥法
担当機関 山形県立農業試験場
研究期間 1994~1997
研究担当者
発行年度 1996
要約 そば在来種「最上早生」は、窒素成分0.2kg/aを開花始期~開花始期8日後の間に追肥することにより、原粒品質の悪化を伴わず、1.5~3kg/a程度増収する。
背景・ねらい 山形県の年間玄そば消費量は約2,000t(全国第3位県)であるが、県産玄そば自給率は
5%程度であり、実需者の県産そば増産に対する要望は強い。
また、地域振興の材料として、あるいは農地の遊休化防止対策として、
その作付拡大を図ろうとする市町村もでてきている。
しかしながら、本県そばの平年単収は45kg/10aと低収である(いわゆる「捨てづくり」
面積や非収穫面積を含む数字)。その対策として本県では、東北地域の在来種中でも
多収である「最上早生」の種子供給が開始された。そこで、その増収法を策定し、
生産者の所得拡大を通じて、そば作の定着・振興に資する。
成果の内容・特徴
  1. 本県の耕種基準に基づき栽培される最上早生は、
    その開花始期~開花始期後8日の間に窒素成分0.2kg/aを追肥することにより、1.5~
    3.0kg/a程度増収する。
    (表1, 表2,
    図1)
  2. 追肥による増収は、粒数や粒重の増加によるものであり、
    検査等級やリットル重の低下は無く、倒伏程度の大幅な増加も認められない
    (表1)。
  3. ただし、耕種基準に準じた栽培でも、
    生育の過少や過剰時には上記の程度の増収が得られないこともある。
    安定的に1.0kg/a以上の増収が得られる生育状態は、
    開花始期~同3日後の草丈が、50cm~75cmの範囲である。
    (図1)
  4. 製麺性上多いほど良いとされる製粉粗蛋白質含有率も本追肥によって増加する。
    (表1)
成果の活用面・留意点
  1. 耕種基準を遵守した栽培条件で施用する。
  2. 野菜後作や転換初年目のほ場では施用しない。
  3. 肥料焼け防止のため、葉が濡れているときは追肥しない。
  4. 晩播栽培で追肥施用すると、葉の黄化・落葉が遅れ、
    コンバイン収穫作業に支障をきたす場合があるため、晩播時には施用しない。
図表1 230958-1.gif
図表2 230958-2.gif
図表3 230958-3.gif
カテゴリ 肥料 栽培条件 そば

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる