湛水土中条播における「はえぬき」の生育凋落対策

タイトル 湛水土中条播における「はえぬき」の生育凋落対策
担当機関 山形県立農業試験場
研究期間 1999~1999
研究担当者
発行年度 1999
要約 湛水土中条播の「はえぬき」において、初期生育が旺盛で第9葉期に最高分けつ期に達した場合、その後凋落的な生育をたどり、籾数が減少し低収傾向をしめす。その対策として、9葉期に最高分けつ期に達したと診断される時は、9葉期の追肥が有効である。
背景・ねらい 山形県の庄内地域における湛水土中条播の「はえぬき」においては、旺盛な初期成育に
もかかわらず低収となるケースが多い。そこで、低収となる生育を診断する技術と
追肥対応技術を策定した。
成果の内容・特徴
  1. 移植栽培の「はえぬき」は通常10葉期が最高分けつ期なのに対し、初期成育が旺盛な
    湛水土中条播では、9葉期に最高分けつ期に達する例がある。
  2. 9葉期に最高分けつ期に達しかつ9葉期の追肥を施用しない場合は、10葉期に
    最高分けつ期に達した場合よりも、幼穂形成期(11葉期)の葉色がSPAD値で2~4程度
    淡く(表1)、穂揃期の一籾当たりTAC(茎葉中の
    デンプンと糖の総計)量も少ない傾向であった(図1)

  3. 9葉期に最高分けつ期に達したか否かは、9葉期の㎡当たり茎数と
    葉色(SPAD値)から判断可能と推察された。9葉期に最高分けつ期に達する生育は、
    10葉期に達する場合よりも、9葉期の葉色が淡く茎数が多い傾向であった(図2)。
  4. 9葉期が最高分けつ期となり籾数不足が予測される場合の対策としては、9葉期に
    おける追肥が有効であった(表1)。
成果の活用面・留意点 ・葉数は、完全葉で標記した。
・「どまんなか」等、耐倒伏性が十分でない品種には適用しない。
・適用できる播種様式は湛水土中条播である。
図表1 231430-1.gif
図表2 231430-2.gif
図表3 231430-3.gif
カテゴリ 播種 品種

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