茎頂培養によるウルイ(オハツキギボウシ)の増殖法

タイトル 茎頂培養によるウルイ(オハツキギボウシ)の増殖法
担当機関 山形県立農業試験場
研究期間 1995~1996
研究担当者
発行年度 1996
要約 ウルイ(オハツキギボウシ)の腋芽を用いた茎頂培養法で不定芽を誘導する。不定芽の増殖培養では、約4倍/月の増殖率が見られる。培養シュートは直接発根法により発根、馴化し、馴化苗は越冬芽を形成し通常の生育を示す。
背景・ねらい ウルイ(オハツキギボウシ)は、中山間地域の特産物として有望視されているが、
種子増殖が困難であり、また株分けによる増殖率が低く、
効率的な増殖技術の開発が望まれている。
そこで、茎頂培養を利用した増殖技術を開発する。
成果の内容・特徴
    図.茎頂培養によるウルイの増殖
  1. 5月中旬、本葉が5~6枚展開した頃の腋芽茎頂部を外植体とする。外植体を0.5mg/L BA、
    0.02mg/L NAAを添加した修正MS培地に置床し、
    外植体基部に生じたカルスから不定芽を誘導する
    (表1)。
  2. 不定芽の増殖法は、0.5mg/L BAを添加した修正MS培地を用いて、
    不定芽を分割しながら1ヶ月ごとの継代培養を繰り返す方法である
    (表2)。
  3. 発根及び馴化法は、バーミキュライトと園芸培土を等量混合した発根・馴化培土に
    培養シュートを直接移植し、発根と馴化を同時に行う方法である。
  4. 馴化苗を9月上旬に定植した場合、越冬芽の形成が認められ、通常に生育する。
成果の活用面・留意点
  1. 本成果は、既存のバイテク施設で活用できる。また、
    種苗の大量供給が可能となることから、産地形成を支援する技術として活用できる。
  2. ウルイは10月上旬から茎葉の伸長が停止し、休眠期に入る。休眠期に定植した場合、
    越冬芽が形成しない恐れがあるため、定植は9月上旬までに行う。
図表1 231005-1.gif
カテゴリ 栽培技術 中山間地域

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