スプレイギク栽培での高圧ナトリウムランプによる光周性制御

タイトル スプレイギク栽培での高圧ナトリウムランプによる光周性制御
担当機関 宮城県園芸試験場
研究期間 1995~1996
研究担当者
発行年度 1996
要約 スプレイギクの3、8月出し栽培では、光周性制御用光源に高圧ナトリウムランプを用い、深夜2時間(午前0時~午前2時)電照した場合は、白熱灯深夜4 時間(午後10時~午前2時)電照と同等の開花制御効果があり、切り花品質も同等程度で、電力消費量も約半分に削減できる。
背景・ねらい 高圧ナトリウムランプ(HPSL)は、
ヨーロッパでは補光栽培等で既に実用化されているが、
日本ではほとんど利用されていない。
そこで、スプレイギクの3月、8月出し栽培で、慣行の白熱灯より
高い放射効率をもつ高圧ナトリウムランプを光周性制御用光源として用い、
慣行の4時間深夜電照から2時間に短縮した場合の利用性について検討する。
成果の内容・特徴
  1. 高圧ナトリウムランプを50平方メートルに1灯、
    2.5mの高さに設置の場合は、白熱灯を8.3平方メートルに1灯、
    1.5mの高さに設置の場合に比べ、高い光環境条件が得られる
    (表1)。
  2. スプレイギク3月出し栽培では、
    高圧ナトリウムランプ2時間深夜電照(午前0時~午前2時)の場合は、
    白熱灯4時間深夜電照(午後10時~午前2時)の場合に比べて、開花はやや早まるものの、
    花房に乱れはなく、品質の優れた切り花が得られ、電力消費量は約半分に削減できる
    (表2)。
  3. スプレイギク8月出し栽培では、
    高圧ナトリウムランプ2時間深夜電照の場合は、白熱灯4時間深夜電照の場合に比べて、
    開花は同じかやや遅れ、切り花長、切り花重がやや劣るものの、
    花房の乱れはなく、品質の良い切り花が得られ、電力消費量は約半分に削減できる
    (表3)。
成果の活用面・留意点 高圧ナトリウムランプ(PHILIPS SGR200 SON-T AGRO 400W 200V)1灯の価格は
126,000円で、耐用時間は16,000時間であり、1時間当たりのコストは7.9円となる。
白熱灯(75W, 100V)6灯当たりの価格は9,288円で、耐用時間は1,000時間であり、
1時間当たりのコストは9.3円となる。
図表1 231016-1.gif
図表2 231016-2.gif
図表3 231016-3.gif
カテゴリ コスト

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