| タイトル |
乾田土中条播早期湛水直播の栽培適地マップ |
| 担当機関 |
秋田県農業試験場 |
| 研究期間 |
1994~1998 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1997 |
| 要約 |
発育モデルとメッシュ気候値により、出穂期を考慮した乾田土中条播早期湛水直播の栽培適地マップを作成した。併せて、土壌メッシュにより土性、透水係数などの土壌条件を考慮した土壌適地マップを作成し、栽培適地を判定する。
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| 背景・ねらい |
乾田土中条播早期湛水直播(以後、折衷直播という) における生育の安定化を図るため、 気象条件及び土壌条件を考慮した栽培適地を明らかにし、 普及・導入の参考資料とする。
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| 成果の内容・特徴 |
- 気象条件を考慮した栽培適地
- 対象品種をでわひかり(早生の早)、あきたこまち(早生の晩)とし、
発育モデルとメッシュごとの平均気温の平年値により出穂時期を推定し、 折衷直播栽培適地を策定した。 メッシュの計算を簡便にするため出芽期を5月20日に固定した。
- 折衷直播栽培適地の判定はA~Dの基準によった。
A:8月15日までに出穂し、安定栽培が可能。 B:出穂時期が8月16日から8月20日の範囲にあり、栽培が可能。 C:出穂時期が8月21日から8月25日の範囲にあり、栽培不安定。 D:出穂時期が8月26日以降であり、直播に不適。 図1にでわひかりの栽培適地マップを、 図2にあきたこまちの栽培適地マップを示した。
- 土壌条件を考慮した栽培適地
- 折衷直播は代かきを省くので漏水による出芽不良や生育遅延が問題となる。
そのため、すき床層から砂や礫が出現する土壌は漏水しやすく不適であり、 地下水位が高く水持ちの良い土壌が栽培に適する。
- 表1に示した土壌群はすき床の土性が
CL、LiC、L、HiC、 透水係数が1×10-5cm/sec以下で保水性が高い条件を満たす。 秋田県農耕地土壌図を基に作成された土壌メッシュにより、 該当する土壌群と土壌タイプを選定し、 図3の土壌適地マップを作成した。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 折衷直播栽培の安定化を図るには適品種の選定、気象条件、土壌条件、水利条件
などを考慮して栽培地域を選ぶことが大切であり、 折衷直播栽培の普及導入地帯の策定にこれらの適地マップが活用できる。
- 適地マップはメッシュ気候値により推定したものであり、
平成5年のような低温年には気象条件が厳しくなるので注意が必要である。 秋田県農耕地土壌図は地域農業改良普及センターに配布済みであり、 事前に土壌群、土壌タイプ及び土性を確認できる。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| カテゴリ |
直播栽培
出芽不良
品種
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