キャベツのDVRによる収穫期予測

タイトル キャベツのDVRによる収穫期予測
担当機関 秋田県農業試験場
研究期間 1997~2007
研究担当者
発行年度 1997
要約 キャベツ「YR青春2号」の収穫期は日平均気温に対するDVRを利用すると、高い精度で予測できる。目標収穫期に対する最適な定植期の推定や、生育期間中に結球期を判定することで、正確な収穫期予測が可能となる。
背景・ねらい 秋田県のキャベツは、主に6月下旬から7月収穫の初夏穫りを目標に栽培されており、
品種は栽培が容易で品質が良い「YR青春2号」が多くなっている。
最近、産地では規模拡大に向けて収穫期間を前後へ拡大するため、また、
新規に栽培する地域では目標時期に収穫するため、
収穫期を予測する方法が求められている。
さらに、収穫・出荷予定時期を正確に市場等に情報として発信することが、
価格形成上重要になっている。
現在、収穫期の予測は、
販売担当者の勘や生育日数、積算気温などを利用して行っているが、
平年からの偏差が大きい気象に遭遇した場合誤差が生じやすい。
そのため、精度の高い収穫期予測技術を開発する。
成果の内容・特徴
  1. 平成8年と9年キャベツ「YR青春2号」の作期移動試験の結果
    (表1)から、
    ノンパラメトリックDVR法(Takezawa and Tamura 1991)により推定した、
    日平均気温(T)に対するDVR(Developmental Rate、生育速度)は、
    生育適温とされる温度帯で高く、その前後では低く、
    生育特性を適正に反映した値である(図1)。
  2. 予測方法は、予測開始日(定植期また結球期)の生育指数(DVI、Developmental Index)
    を0とし、次式の通り、DVRを積算したDVIが1になるn日目を収穫期と推定する。

    iは予測開始日からの日数、DVR(i)はi日目のTに対応するDVRである。
  3. 試験作型の(1)式による予測日数と実日数の誤差の標準偏差は、
    定植~収穫期では2.9日で、実日数の偏差の5.3日より小さい。
    同様に結球~収穫期では1.7日と、実日数の4.9日より大幅に小さい。
    よってこの手法により、定植期、結球期から高い精度で収穫期の予想が可能である
    (表2、
    図2、図3)。
成果の活用面・留意点
  1. 定植期からの予測には、定植時の苗齢による補正が必要である。
    また、より正確な収穫期予測には、結球期からの判断が望ましい。
  2. 収穫期前の降雨により、裂球のおそれがある場合は、早めに収穫する。
図表1 231152-1.gif
図表2 231152-2.gif
図表3 231152-3.gif
図表4 231152-4.gif
カテゴリ 規模拡大 キャベツ 栽培技術 出荷調整 品種

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる