| タイトル |
水稲湛水直播栽培における品種「はえぬき」の播種様式別生育特性 |
| 担当機関 |
山形県立農業試験場 |
| 研究期間 |
1998~1998 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1998 |
| 要約 |
湛水直播栽培における水稲品種「はえぬき」の生育を点播、条播、散播の播種様式別に比較した。茎数は散播>条播>点播の順に多く推移し、有効茎歩合は点播で高く、稲体活力も点播・条播において登熱後半まで散播より高く維持される。
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| 背景・ねらい |
水稲湛水直播栽培では従来、散播方式が主体であったが、 専用播種機が市販されたことで条播、点播の直播面積が増加してきた。 そこで、播種様式別の生育特性の相違を明らかにし、 移植並の収量と品質・食味の高位安定をめざした点播、条播、 散播の栽培技術開発に資する。
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| 成果の内容・特徴 |
- 生育の特徴
- (点播)
苗立ち率は比較的高く、初期生育から全般に散播より生育量は少ないが、 有効茎が多く、他の播種様式に比べて移植に近い生育パターンを示す。 最高分けつ期は散播よりやや遅く、葉色はこの時期から散播より濃く経過する。 出穂期は散播より1~2日遅く、成熟期の稈長は散播よりやや長く、 穂数は少なく、穂長はやや長めとなる。 (表1)
- (条播)
苗立ち率は点播と同様に高く、 生育は茎数や葉色の経過など全般に散播と点播の中間タイプを示す。 出穂期は散播とほぼ同じで、点播より1~2日早い。成熟期の生育は稈長は 点播並であるが、穂数は散播より少なく点播より多めとなる。 (表1)
- (散播)
苗立ち率は最も安定して高く、初期の生育は点播・条播より旺盛である。 最高分けつ期は点播・条播より早くなり、有効茎歩合は点播に比べて下がる。 出穂期は条播とほぼ同じで点播より1~2日早い。 成熟期の生育は点播・条播に比べて稈長がやや短く、 穂数は多いが穂長はやや短めとなる。 (表1)
- 登熟の特徴
登熟期間中の登熟歩合の推移をみると、前半が散播・条播で点播よりやや高く、 後半は点播における登熟歩合が高まる。 成熟期の登熟歩合も点播・条播で散播よりやや高い。 乾物重は出穂まで散播で多いが、穂揃期以後は点播で多くなる。 生葉数は点播・条播で散播よりやや多く、葉色もやや濃く推移する。 これらのことから、点播は、条播・散播に比べて登熟期における稲体活力が 高く維持され、乾物生産や登熟に有利である。一方、散播は登熟後半にやや生育が 凋落する傾向を示す。 (表2、表3、表4)
- 収量構成要素
点播ではm2当たり籾数は少ないが、1穂籾数が多く、 玄米粒数歩合が散播条播より高い。散播では穂数、 m2当たり籾数は多いが玄米粒数歩合が低く、 条播は点播と散播の中間を示す。千粒重はほぼ同じである。 (図1)
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| 成果の活用面・留意点 |
- 水稲品種「はえぬき」で湛水土中に5~l0mmの播種深で5月7日に手播き播種し、
各様式ともに苗立ちを100本/m2に設定した生育で、 成熟時の籾数が30,000~34,000の範囲における比較試験であり、 苗立ち密度の変動に注意する。
- 施肥(窒素kg/a)は基肥0.4、5葉期0.2、
幼形期0.2で山形県の直播慣行体系であり、施肥量による生育変動に留意する。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| カテゴリ |
栽培技術
直播栽培
水稲
施肥
播種
品種
良食味
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