天蚕絹フィブロイン配合化粧水の調合

タイトル 天蚕絹フィブロイン配合化粧水の調合
担当機関 福島県蚕業試験場
研究期間 1992~1998
研究担当者
発行年度 1998
要約 天蚕絹フィブロインを銅エチレンジアミン溶液により溶解し、天蚕絹フィブロイン膜を調製するとともに、そのフィブロインを配合した紫外線の吸収や使用感に優れる化粧水が調合できる。
背景・ねらい 天蚕絹の利用は、衣料用繊維としての利用が主で、
その他の非衣料分野での利用ははとんどない。
天蚕絹フィブロインを新素材としての利用法の確立を目指す。このため、
まず天蚕絹フィブロインを溶解し、その膜を調製する方法を開発するとともに、
膜の構成アミノ酸の特性を活かした実用品(化粧品)を試作する。
成果の内容・特徴
  1. 天蚕絹フィブロインは、家蚕フィブロインを溶解するLiBrやCaCl2等の
    中性塩にはほとんど溶解しないが、銅エチレンジアミン溶液には溶解する。さらに、
    このフィブロイン溶解溶液から、特定の脱溶剤、銅イオン解離剤(硫酸、クエン酸、
    酒石酸および酢酸)の添加と溶液pHの調整により、
    再生天蚕絹フィブロイン溶液が抽出できる
    (図1)。
  2. 75%エタノールによる不溶化(β化)処理した膜および水に可溶な膜を調製できる。
  3. 水に可溶な膜を所定量溶解(図1)して、
    必要とするエッセンス(素材)を加えた紫外線の吸収に優れる
    (図2)、
    またしっとりかつさらっとした使用感のある天蚕絹フィブロイン配合化粧水が
    調合できる。その特性は表1に定示したように紫外線の吸収や使用感に優れている。
    さらに、乳液およびクリームも調合できる。
成果の活用面・留意点
  1. 天蚕絹フィブロイン膜の調製方法は、福島県特許である。
  2. 天蚕絹フィブロイン配合化粧水は、福島県として特許申請中である。
図表1 231379-1.gif
図表2 231379-2.gif
図表3 231379-3.gif
カテゴリ くり

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