プロベナゾール顆粒水和剤の側条施用は田面水への成分溶出を抑制する

タイトル プロベナゾール顆粒水和剤の側条施用は田面水への成分溶出を抑制する
担当機関 秋田県農業試験場
研究期間 1999~1999
研究担当者
発行年度 1999
要約 葉いもち防除用プロベナゾール顆粒水和剤の側条施用は、土壌中に施用された成分が田面水中へ溶出するのを著しく抑制する。また、土壌中では生育期間内に検出限界値未満となる。
背景・ねらい 秋田県では、排水路及び大河川中のプロベナゾールの濃度が、基準値未満であるが
6月下旬に一時的に高まる傾向がある(表1)。
これは、この期間にプロベナゾール粒剤が集中して散布され、田面水に溶出した
成分が一部水田外へ流出することが原因と考えられる。そこで、これを抑制する
ねらいで、本剤が土壌中に密封され田面水中への溶出抑制が期待される
側条施用法を検討する。
成果の内容・特徴
  1. プロベナゾール剤を水面施用した当日から翌日にかけて、本成分が田面水中濃度で
    1200~800ppb検出され、5日後になって検出限界値未満となる(図1)。従って、本剤の施用が集中する時期に河川水中に
    おける本成分の濃度が高まるのは、田面水の一部が水田外へ流出するためと
    考えられる。
  2. 側条施用、育苗箱施用後の田面水中のプロベナゾール濃度は最高で60ppb以下で
    あり、水面施用よりも著しく低濃度
    である(図2)。施用深さの異なる側条施用及び
    育苗箱施用で田面水中へのプロベナゾールの溶出程度を見ると、育苗箱施用>
    側条施用(3cm)>側条施用(7cm)であり、施用深さ7cmの側条施用で最も溶出が
    少ない。
  3. 土壌中でのプロベナゾールの残留は、側条施用、育苗箱施用では処理後28日まで
    認められるが、113日後には検出限界値未満となる(図3)。
  4. 側条施用されたプロベナゾールは、田面水中への溶出が少なく、他の区と比較して
    水田外への本成分の流出を抑制する。
    試験区の耕種概要
成果の活用面・留意点 農薬の水系への流出を抑制する技術として、環境保全型農業を推進するために
活用できる。
図表1 231449-1.gif
図表2 231449-2.gif
図表3 231449-3.gif
図表4 231449-4.gif
図表5 231449-5.gif
カテゴリ 病害虫 育苗 水田 農薬 防除

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