灰色かび病菌Botrytis cinerea によるブドウ新しょうの枝枯れ症状

タイトル 灰色かび病菌Botrytis cinerea によるブドウ新しょうの枝枯れ症状
担当機関 青森県りんご試験場県南果樹研究センター
研究期間 1999~2000
研究担当者
発行年度 1999
要約 ブドウの新しょう基部が褐色から黒褐色に腐敗し、その部分から折れる症状は、灰色かび病菌Botrytis cinerea による病害である。
背景・ねらい 1997年6月に青森県全域でブドウ「スチューベン」「キャンベル・アーリー」等
の新しょうの基部が枯れる症状が発生し、
この枝枯れ部分から新しょうが折れる被害が多発した。
本障害の発生原因は不明であるので、その病原菌を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. 症状は新しょうの基部が褐色~黒褐色に腐敗し、
    腐敗は新しょうの基部から上方に拡大するものが目立つ。
    腐敗部には白色や灰色の菌糸が認められるものもあり、
    これらの腐敗部からBotrytis 属菌が高率に分離される
    (図1)。
  2. 含菌寒天による無傷接種試験では
    供試した菌株で大きな腐敗を伴う強い病原性が認められる。
    胞子懸濁液による無傷接種でも同様の菌株で比較的強い病原性が認められ、
    対照菌(弘前大からの分譲菌)でも病原性が認められた。
    また、接種部位から同様の菌が再分離される
    (表1、2)。
  3. 供試した病原菌の形状はほぼ同様であり、
    分生子の大きさや形状から灰色かび病菌Botrytis cinerea に一致する
    (表3)。
  4. 以上の結果から本症状は灰色かび病菌Botrytis cinerea による病害である。
成果の活用面・留意点
  1. 新しょうの枝枯れ症状の病原菌が明らかになったため、
    罹病新しょうを摘除することにより開花期前後のブドウ灰色かび病による
    幼花穂の被害を少なくでき、安定生産に寄与する。
図表1 231476-1.gif
図表2 231476-2.gif
図表3 231476-3.gif
図表4 231476-4.gif
カテゴリ 肥料 しょうが ぶどう

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