育成期における黒毛和種雌牛の成長ホルモン及びインシュリン分泌機能

タイトル 育成期における黒毛和種雌牛の成長ホルモン及びインシュリン分泌機能
担当機関 東北農業試験場
研究期間 1998~1998
研究担当者
発行年度 1999
要約 育成期(生後24ヶ月齢まで)における黒毛和種の成長ホルモン分泌機能はホルスタイン種に比べ有意に低く、インシュリン分泌機能は逆に高い。一方、インシュリン感受性は品種間で差が無ない。
背景・ねらい 育成期における子牛の発達は内分泌機能、特に成長ホルモン(GH)やインシュリン
分泌機能に大きく影響される。しかし、我が国の主要な肉用牛である黒毛和種牛の
これらホルモン分泌機能に関する知見は極めて乏しいのが現状である。
そこで本研究では、育成期における黒毛和種雌牛のGH及びインシュリン分泌機能
並びにインシュリン感受性をホルスタイン種雌牛と比較することにより、黒毛
和種牛の発育に関与するホルモン分泌機能を明らかにすることを目的とする。
成果の内容・特徴
  1. 血漿GH基礎値及び成長ホルモン放出因子(GRF)刺激GH分泌機能は黒毛和種の方が
    ホルスタイン種に比べ低かった。また、GH分泌機能は両品種とも性成熟以降、
    低下した(表1、図1)。
  2. 黒毛和種の血漿インシュリン基礎値及びグルコース刺激インシュリン分泌機能は
    性成熟以降、ホルスタイン種に比べ高くなった。また、インシュリン分泌機能は
    両品種とも月齢に伴って増大した(表1、
    図2)。
  3. インシュリン感受性(インシュリン作用)は両品種とも哺乳期に比べ離乳後低下した
    が、品種間で大きな違いは認められなかった(図3)。
  4. これらの結果は、大型の品種であるホルスタイン種が小型の品種である黒毛和種
    よりも大きいGH分泌機能を持つこと、及び同化型の生産性を示す黒毛和種の方が
    異化型の生産性を示すホルスタイン種よりも、性成熟以降大きなインシュリン分泌
    を持つことを示す。
成果の活用面・留意点 育成期における黒毛和種雌牛の発育を調節するホルモン分泌機能に関する
新しい基礎知見である。
図表1 231557-1.gif
図表2 231557-2.gif
カテゴリ 肉牛 品種

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