肥効調節型肥料を用いた接触施肥における生育初期の大豆の根の反応

タイトル 肥効調節型肥料を用いた接触施肥における生育初期の大豆の根の反応
担当機関 福島県農業試験場
研究期間 2000~2000
研究担当者 丹治克男
二瓶直登
発行年度 2000
要約 肥効調節型肥料を用いた接触施肥法で、基肥量が増えるに従い出芽は遅れるが、出芽率は播種7日後には無施肥並に確保される。生育初期の側根伸長は窒素施肥量0.6㎏/a以上でやや抑制される。播種後30日における側根重は0~5㎝層よりも5~10㎝の層に多く、この層に全体の45%が集中する。
背景・ねらい 大豆栽培において肥効調節型肥料を用いた接触施肥法は、省力・環境負荷軽減に対して有効な手段の一つと考えられる。接触施肥による大豆の初期生育、特に根の伸長に対する影響について明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. 接触施肥には被覆尿素肥料を用いる。
     
  2. 接触施肥の施肥量と出芽率の関係は、100日タイプの0.6㎏N/a以上の区及び40日タイプの1.2㎏N/aではばらつきが大きく出芽に日数を必要とするが、播種後7日目には無施肥区並の出芽率が確保される(表1)。
      
  3. 播種後7日目の側根長は、40日タイプでは差が見られないが、100日タイプでは施肥量が0.6㎏N/a以上でやや抑制される(表1)。
      
  4. 播種後39日における側根量(重量%)は、慣行施肥(速効性肥料全層施肥)区および被覆尿素肥料全層施肥区では0~5㎝層が全体の50%以上となるが、接触施肥区では肥料が存在する0~5㎝層よりも5~10㎝の層に根量が多く、この層に根量全体の45%が集中する(図1)。
      
  5. 0~5㎝層の側根数は、播種後39日目では被覆尿素施肥区で慣行施肥区より少ないが、播種後109日目には慣行区に比べ並~やや多くなる(図2)。
成果の活用面・留意点
     
  1. 大豆における接触施肥法での適正な施肥量および施肥方法の開発・初期生育管理のための資料とする。
図表1 231633-1.jpg
図表2 231633-2.jpg
図表3 231633-3.jpg
カテゴリ 肥料 施肥 大豆 播種

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