| タイトル | セルトレイとペーパーウイックを用いたアスパラガスの発根培養技術 |
|---|---|
| 担当機関 | 福島農試 |
| 研究期間 | 2002~2002 |
| 研究担当者 |
園田高広 鈴木誉子 |
| 発行年度 | 2002 |
| 要約 | アスパラガスの発根培養にセルトレイとペーパーウイックを用いる方法は、洗浄時の脱落根を減少させ、順化効率を向上させることができる。 |
| キーワード | アスパラガス、セルトレイ、ペーパーウイック、耐久性 |
| 背景・ねらい | アスパラガス側芽培養系は、側芽からシュートを形成させた後、ゲルライト濃度1%の培地で初期の発根を促し、さらにゲルライト濃度0.2%の培地で根を伸長させる3段階から成る。本培養系で形成されるアスパラガスの根は組織的にもろく、順化の際の洗浄で根が脱落して成苗率が低下する。そこで、順化効率を向上させるため、発根培養方法について検討する。併せて、培養時に使用するセルトレイの耐久性を検討する。 |
| 成果の内容・特徴 | 1. 根が約5mmに伸長した側芽由来のアスパラガス幼植物体を用いる。 2. 発根培養方法は、セルトレイとペーパーウイックを入れたプラントボックスにMS培地(ショ糖3%、pH6.0)を70ml注ぎ、幼植物体を移植して、25℃、2,000lux、18時間照明で1ヵ月間培養する。 3. セルトレイ(448穴、ポリプロピレン製)は、9穴(長さ56×幅56×高さ15mm)で切断して使用する(図1)。 4. ペーパーウイックは、ろ紙を長さ30×幅10mmに切断し、中央に直径5mmの穴を開けて半分に折り曲げ、セルトレイに入れて使用する(図1)。 5. セルトレイとペーパーウイックを併用する方法(図1)は、慣行法と同等の発根量を確保できる(表1、図2)。さらに、本法は慣行法と比較して植物体の洗浄時間が1/2以下になり、脱落根量は少なくなり、成苗率は向上する(表1)。 6. セルトレイを用いる本法は、クロ-ン植物間の根がらみを防止できる(図1、図2)。 7. 使用したセルトレイは、10回の高圧蒸気滅菌(121℃、1.2気圧、15分間)を行った後も変形は認められず、耐久性に優れる(図3)。 |
| 成果の活用面・留意点 | 1. 有用個体の増殖に活用できる。 2. 培養時の発根には、個体間差がある。 3. 植物体の洗浄時間が短縮されることから、慣行法よりも培養コストを低減できる可能性がある。 4. 他の品目における発根培養技術に応用できる可能性がある。 |
| 図表1 | ![]() |
| 図表2 | ![]() |
| 図表3 | ![]() |
| 図表4 | ![]() |
| カテゴリ | アスパラガス コスト |
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