貯蔵中のニンニクの芽の伸長と発根

タイトル 貯蔵中のニンニクの芽の伸長と発根
担当機関 青森畑園試
研究期間 2002~2002
研究担当者 岩瀬利己
福士直美
発行年度 2002
要約 貯蔵中のニンニクのりん片内での芽の伸長は収穫期後50日頃からみられ、その後10日間で10mm程度になる。新芽の色は収穫期には無色であるが、収穫期後60日頃には緑色になる。発根は収穫期後50日頃は約半数にみられ、その後10日間で100%に達する。
キーワード ニンニク、貯蔵、芽の伸長、発根
背景・ねらい 萌芽抑制剤を使用しないニンニク(福地ホワイト)の萌芽・発根については、収穫・乾燥後の8月から9月にかけて生じるりん片内部の芽の伸長と発根率増加の過程が不明であった。このため、乾燥後室内で保管しているニンニクを対象に、りん片内部の芽の動き、水浸けテストによる発根率の推移等を明らかにする。
成果の内容・特徴 1.
貯蔵中のりん片内部の芽の動き
(1)
収穫期後50日(乾燥後30日)頃から芽が伸長しはじめ、その後10日間で10mm程度(りん片長に対し30%程度の長さ)になる(表1)。
(2)
りん片内の芽の本葉の色は収穫期後60日(乾燥後40日)までは無色~淡緑色であるが、それ以降は緑色に変化する(表1)。
2.
水浸けテストによる発根率の推移
(1)
むき身りん片の3日後の発根率は、収穫期後50日(乾燥後30日)頃では40%~70%で、その後10日間で100%に達する。それ以降は発根の勢いが増し、水浸け直後から発根率が高まるようになる(表2)。
(2)
保護葉付きりん片あるいは球の状態では、むき身りん片より発根が抑制されることから、保護葉や盤茎部の存在が発根を抑制していると考えられる(表2)。
成果の活用面・留意点 1.
休眠覚醒現象を定義する場合の生育指標となる。
2.
適期収穫と適正乾燥を遵守する。
3.
水浸けテストは、任意の10球から抽出した5~30りん片を供試し、シャーレに水を十分含ませたペーパータオルを敷いてその上にりん片を置き、1日毎の発根率を調査したものである。
図表1 231986-1.gif
図表2 231986-2.gif
カテゴリ 乾燥 にんにく

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