乳汁化学発光能による乳房炎の早期診断法

タイトル 乳汁化学発光能による乳房炎の早期診断法
担当機関 宮城畜試
研究期間 2001~2004
研究担当者 小林宏子
植田郁恵
石黒裕敏
木舩厚恭
発行年度 2004
要約 分娩1週前から分娩時までの乳汁の化学発光能(CL能)を測定することで、乳房炎の早期診断が可能である。乳汁CL能0.534×106cpmが乳房炎発見の一つの診断値と示唆される。
キーワード 乳牛、乳汁、化学発光能、乳房炎
背景・ねらい 測定機器の開発により、乳汁の化学発光能(CL能)を指標とした乳房炎の早期診断法が実用化されつつあるが乳房炎診断値は定まっていない。そこで、本研究ではCL能による乳房炎の診断法を確立し、乳用牛群検定(乳検)時などに採取される乳汁での乳房炎診断値を見つけ出す。また、乾乳後から分娩前後の乳汁CL能の動態による早期診断法を確立する。
成果の内容・特徴
  1. 乳汁CL能と体細胞数の間に、高い相関(p0.001)がみられ、回帰式より体細胞数30万個/mlでCL能値が0.534(×106cpm)となり、この値が乳房炎発見の一つの診断値と示唆される(図1)。
  2. 乳汁CL能と体細胞数以外の乳脂肪、乳蛋白、乳糖、無脂固形分の各成分値には、有意な関係はない。
  3. 乳汁CL能には個体、季節、年齢および産次数の各要因効果に有意性がみられ、季節では冬季に比べ夏秋季で有意に高い(表1)。
  4. 分娩後の乳房炎発生個体において、乾乳期の乳汁CL能は非発生群に比べ高く推移し、分娩1週前から分娩時の乳汁CL能を測定することで、乳房炎の早期診断が可能である(図2)。
成果の活用面・留意点
  1. 生乳検査、家畜診療および家畜保健衛生所などの関係機関において、新しい乳房炎の早期診断法として利用が可能であり、プロファイルテスト時にも応用できる。
  2. 酪農現場での利用に当たり、試験機関および検査機関などで更なるデータの蓄積と検討が望まれる。
図表1 232197-1.gif
図表2 232197-2.gif
図表3 232197-3.gif
カテゴリ 乳牛

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