| タイトル |
空気膜二重構造の利用によるパイプハウスの保温性向上とホウレンソウの生育促進 |
| 担当機関 |
宮城農園研 |
| 研究期間 |
2005~2006 |
| 研究担当者 |
吉田千恵
漆山喜信
岩崎泰永
高野岩雄
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| 発行年度 |
2006 |
| 要約 |
冬春期のホウレンソウ栽培において、無加温パイプハウスの屋根面を空気膜二重構造にすると保温性が顕著に向上し、一般のパイプハウスに比べ、施設内夜温が1~2度C、夜間の地温が2度C程度高く推移し、生育が大きく促進される。
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| キーワード |
空気膜二重構造、保温性、ホウレンソウ、生育促進
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| 背景・ねらい |
寒冷地における無加温のパイプハウスを利用した冬春期の葉菜類の栽培は、低温によって生育が遅延するなど生産が不安定である。そこで、二重に展帳したフィルムの間にブロアーなどで空気を吹き込んで断熱層とする空気膜二重構造をパイプハウスの屋根面に応用し、施設の保温性を向上させ、主要品目であるホウレンソウの生育期間を短縮させることをねらいとする。
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| 成果の内容・特徴 |
- パイプハウスの屋根面を空気膜二重構造にすることによって、気温は対照ハウスよりも昼、夜とも常に高く推移し、夜間の地温も高く推移する(図2)。
- 対照パイプハウスと空気膜二重構造ハウスとの気温差は、11月から4月における平均気温の期間平均で2度C、最大で5.4度Cであり、夜間(18~6時)平均気温の場合は期間平均で1.3度C、最大で2.5度Cである(表1)。
- パイプハウス内の積算日射量は、屋外の積算日射量を100とすると、対照ハウスで約80、空気膜二重構造ハウスで約70である(データ省略)。
- 空気膜二重構造ハウスを利用し、ホウレンソウを栽培すると、生育が促進され、出荷規格サイズまでに生育する期間が大きく短縮する(表2)。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 試験に供試したハウスの模式図は図1のとおり。
- 10a当たりの空気膜ハウスにかかる屋根面のフィルムの経費は約18万円で、それにブロア(昭和電気(株)製 SF-50-L3A3 AC100V 40W 風量2.2立方メートル/min 最大圧力0.32kPa)1万5千円程度が加算される。なお、慣行ハウスで屋根面を1枚張り替える場合は約13.8万円である。(間口6.3m、棟高3.1mの場合,ハウスの肩部分から肩部分までのフィルムの幅を6.7mとした場合には、フィルムの面積は10a当たり1,063平方メートルとなる。農POフィルムの単価を厚さ0.075mmで70円/平方メートル、O.1mmで100円/平方メートル、0.13mmで130円/平方メートルとして計算した。)また,1ヶ月あたりの電気料金は576円である。(1kw/h当たり20円として計算した。)
- 空気膜二重構造ハウスの詳細については平成15年度成果情報「側面開放部を確保した空気膜二重構造パイプハウスの微気象」を参照する。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| 図表4 |
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| カテゴリ |
出荷調整
ほうれんそう
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